大阪府・吉村知事が定例会見8月4日(全文4完)ワクチンの重症化予防効果はかなり高い
ウイルスとどう共存していくのか
それを踏まえて考えたときに、やっぱりワクチンの重症化予防効果と、入院を予防する効果というのはかなり高いと思うので、40代、50代を中心に接種をできるだけ終えてもらう。そのあと20代、30代の方にも協力をお願いするわけですけど、みんなが接種するわけでは当然ないと思いますから、だからそうなってくると感染が急拡大する波っていうのは、これからも出てくると思うんですよね。そのときに感染者数ではなくて、そういった医療逼迫っていうのを度合いにして、どうやってウイルスと共存していくのかというところに、ある意味かじを切っていくじゃないですけど、そういったことが必要ではないかというふうに思っています。 今回、アストラゼネカのワクチンもちょっと始まります。これは40代以上ですから、重症化予防効果は非常に高いので、そういった意味ではその人の重症化を防ぐ、入院のリスクを非常に下げることができる。そういった人をできるだけ増やしていって、あとはもうこのウイルスとどうやって共存していくのかっていうふうにやらないと、いつまでたっても緊急事態宣言だ、飲食店は全部止めてくれ、百貨店は止めないんですかと。そんな議論になっちゃうから、もうここは、まずはやっぱり40代、50代にできるだけ早くワクチンを届けていくっていうのを、ワクチン全体の戦略にすべきだし、じゃあ何のためにやっているのっていうと、やっぱり重症化予防効果、そこも徹底してやっていくんだということが非常に重要ではないかなと思っています。このワクチンで感染の大きな波を抑えるとか、集団免疫を獲得するっていうのは、ちょっと実は難しいんではないかなというふうに僕は思っています。 大阪日日新聞:ありがとうございます。 司会:ほかに質問がある方はいらっしゃいますか。よろしゅうございますでしょうか。それでしたら、これで定例会見を終わらせていただきます。ありがとうございました。マイクをいったんお返しします。 時事通信:本日、政務のご質問はありますでしょうか。ございませんでしょうか。ではこれで終了とさせていただきます。 (完)【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見8月4日