「極度の運動オンチ」だと思っていたら“発達性協調運動障害”だった 診断に辿り着くまでの小学生息子と母の苦悩
【具体的な困りごと】 ・書字が下手 ・消しゴムをうまく使えない ・ハサミがうまく使えない ・箸がうまく使えず、食べこぼす ・靴のひもを結べない ・ボタン留めが苦手 ・リコーダーの穴が塞げない ・ボールを扱うのが苦手 ・なわとびが苦手 「運動オンチ」と「DCD」の違いは、生活に困りごとがあるかないかです。また、DCDの場合は協調運動に障害があるので、なわとびのように跳びながら手首を回すといった複合的な動作がうまくできません。さらに、学校で勉強も体育も評価されないことで自信を失う子どもも多く、2次障害としていじめや不登校につながるケースもあります。 (文/柳澤聖子) ※後編<息子が「発達外来」に行くことをためらう夫に妻がかけた言葉とは? わが子が「DCD」と診断されたママ漫画家に聞く>に続く
柳澤聖子