自民党総裁選 所見発表演説会で高市氏「自民党を鍛え直そう」、小泉氏は「できるだけ早期に衆議院を解散」
上川氏は冒頭「このたび、岸田総理が総裁選への不出馬を表明されたことを受け、私は熟慮の末、決断をいたしました。総理総裁として難問から逃げず、国民の皆様と新たな日本を築いて参りたい。一緒に作りませんか? 日本の新しい景色を。そう心の底から皆様に訴えさせていただきます」と呼びかけた。 そして「政治資金の問題で自民党は大きく政治への信頼を傷つけました。心からお詫びを申し上げます。その後、政治刷新本部を立ち上げ、人事やお金と派閥との完全分離など大きな変革が行われている。私は政治と縁のない家庭に生まれ育った。初当選まで7年半。議席を失った期間もあった。だからこそ、国民の皆様の目線でその声に耳を傾け応えていきたい。今回、私がスタートラインに立てたこと自体が新しい自民党の姿をお示しすることができる、大きな一歩だと考えている」と初の女性総裁誕生こそが自民党が変わったことを示すことになると訴えた。 30年間の政治生活の中で犯罪被害者や性犯罪性被害者に寄り添い「戦後最も大きな刑法改正を実現」させたことやWPS(女性・平和・安全保障)の推進の実績、外務大臣として戦火のウクライナ、イスラエルとパレスチナといった現場で「難しい決断をしてきた。その決断の中には私以外にはできない大変重い決断もあった」などと自らの決断力をアピールした。