大阪府・吉村知事が定例会見10月27日(全文1)オール大阪で児童虐待防止
児童虐待防止で府と政令市、市町村、府警が連携
続いて4点目です。これは児童虐待防止についてです。11月は児童虐待防止の月間でありますので、この大阪府、オール大阪で児童虐待防止の強化をしてまいりたいと思います。まず令和元年度中ですけども、大阪府内の児童相談所が児童虐待相談を受けた件数ですが、2万4634件になってます。これは速報値です。平成30年度より4000件増えているという状況です。国の、全国の相談対応件数は、まだこの令和元年度は発表がありませんが、11月の段階で発表されると思います。ただ、これは大阪府も増えてます。で、全国も増える傾向にあるので、特に今年はコロナもあるという状況ですから、コロナの時期は反映してるのかな。令和元年、コロナの、3末までですよね。だからコロナの時期も入ってます。だから国の分もこれは増えてくると思います。大阪府の分は増えてる、国もおそらく増えてくる。ですので相談件数というのは増えてる状況だと。これはコロナの影響もあろうかと思いますし、例年よりやっぱり増えてる、徐々に増えつつある傾向だという状況です。 相談件数が増えるというのは一概に悪いことでもなくて、早期発見して早期対応するという意味では、できるだけ早く検知をして、あるいは相談を受けて、重大な児童虐待を防止するという観点からも重要な視点だと思っています。で、現在、大阪は大阪児童虐待防止推進会議というのを持っています。これは大阪府と政令市、市町村、府警、全員が連携して児童虐待防止を進めていこうと。オール大阪で啓発活動をする。警察との合同研修をする、警察との連携もやっていく、警察との情報共有の範囲の統一、これもやっていく。それから安全確認ルールも統一化していく。精神科医との連携、さまざまなSNSを通じた相談窓口の設置等々、オール大阪でこの児童虐待防止を進めていこうということで今やっております。次、お願いします。
悩み事や相談事は、いち早く189に連絡を
その推進月間でさまざまなキャンペーンを実施していきたいと思います。まず11月に入りましてから府内の全首長が啓発ジャンパーを着用します。ちょっと、こちらにあります。こっち来ていただいて。11月になれば、私もそうですけども、府内の全首長さんにこの「重大な児童虐待『ゼロ』」を目指そうということで、オレンジリボンキャンペーンですから、オレンジのジャンパーを着た活動をしてまいります。ちょっと後ろを向いていただいて。こういったオレンジリボンキャンペーンOSAKAというので、「重大な児童虐待『ゼロ』」、これをぜひ啓発していきたいと思います。ちょっと表を向いてもらっていいですか。で、ここに「189(いちはやく)」とあります。もし悩み事とか相談事があれば、いち早く189に連絡をしていただけたらというふうに思います。ありがとうございます。 このオレンジリボンキャンペーンということで、先ほどの、首長が啓発ジャンパーを着てさまざまな活動をするだけじゃなくて、そのほかにもいろんな啓発活動をやってまいります。オレンジのライトアップということで、11月17日から、日没から午後10時までEXPOの観覧車、そして天保山の大観覧車、太陽の塔などで、それぞれ民間の皆さんの協力も得てオレンジのライトアップをしていきます。それからオレンジの花火を打ち上げると。葛城煙火株式会社さんの協力も得まして、吹田市との共催でやってまいります。オレンジリボンにちなんだ花火を11月17日に1分程度、万博記念公園で打ち上げをさせていただきます。 それからガンバ大阪の宮本監督によるメッセージ動画をいただきます。宮本監督から、この児童虐待防止に関してのメッセージと、そしてそれは府のホームページでも掲載をしていきます。それからサインをいただきまして、それは府庁の別館入り口に掲示をします。オレンジリボンの啓発のステッカー、これはダイドードリンコさんの協力ですけど、これを得て、府内にあるダイドーさんの自販機にこの啓発のステッカーを張っていただきます。 その他、さまざまな民間企業の皆さんからご協力を得てオレンジリボンのシールの名札の貼付等、この11月の月間についてはオレンジリボンキャンペーンを広げて、そして児童虐待を防止すると、いち早く相談をしていただくということを啓発してまいりたいと思います。もし児童虐待かと思ったらためらわずに189まで連絡をしていただけたらと思います。通話料は無料です。僕からは以上です。 司会:それではご質問をお受けいたします。ご質問のある方は挙手をお願いいたします。