旬のブラッドオレンジを焼き菓子に!娘(15歳)とお菓子作り【お米農家のヨメごはん】
こんにちは!富山県の黒部市というところで、お米だけを作っている小さな小さな農家の濱田律子です。旦那とココ(娘・15歳)と3人で、地道に真面目にコツコツとお米を作りながら、仕事に子育てにドタバタもがきつつも楽しく暮らす。そんな私たちの、食卓周りの日常を皆さんにお伝えする連載126回目。 今回は、柑橘の美味しい季節に毎年作るブラッドオレンジの焼き菓子と、迫ってきた春作業の、予定表作りについてお伝えしたいと思います。 【写真15枚】ケーキ、ブラウニー、オランジェット…ブラッドオレンジを使って手作りした「焼き菓子3種」を写真で!
「ブラッドオレンジ」は焼き菓子にぴったり!
何年前からだろうか、「みかん」や「はっさく」に混じって、「はるみ」とか「きよみ」とか「せとか」等の可愛らしい名前の柑橘類が当たり前になってきた。 そして昔は手に入れるのが難しかったブラッドオレンジも、簡単にお取り寄せできるようになった。 色とりどりの柑橘が産地から届くと、そのビタミンカラーに思わず笑顔になる。そのまま食べても美味しいけれど、たくさんあるので毎年お菓子を焼いている。 お菓子作りには、ブラッドオレンジを使うのが好きだ。濃い色とギュッと濃縮した味わいは、焼き菓子にぴったり。シロップで柔らかく炊いた輪切りの様はもう、見ているだけで美味しそう。 実際に美味しいから、その場でつまみ食いが止まらなくなってしまう。そこをグッと堪えて、型に敷き詰める。 アーモンドプードルをたっぷり入れたバター生地は、材料をミキサーで混ぜていくだけの手軽さ。オレンジの上に広げて、あとは焼くだけだ。 焼き上がったらすぐに型から外す。 熱いうちにシロップを打ったら、完成。 大好きなレシピ本『季節のくだものでつくる焼き菓子 サンデーベイクショップの一年』の通りにはなかなかいかないけれど、味は抜群! オレンジの見た目と香りと味わいと。これにはコーヒーではなく、濃い目に入れたストレートの紅茶が合う。 いつか本のお店、東京の初台にある「サンデーベイクショップ」に行ってみたい。そう思いながらの、幸せなおやつタイム。 プレゼントにもぴったり。 こんな風に簡単にラッピングしてお渡しすると、大いに喜ばれる。 レシピ本からもう1つ、オレンジのブラウニー。 オレンジとチョコレートという最強の組み合わせ。美味しくないわけがない。 濃厚な味わいなので、こちらは紅茶ではなくコーヒーで。 ミルクたっぷりのカフェオレはもちろん、赤ワインとも合いそう。 そして娘は、いつもようにパジャマ姿で休日のお菓子作り。少しでも時間があると、こうしてキッチンに立っている。 お菓子作りが好きなのだろう。面倒がらずにマメに作る。 それでも工程が多いオランジェットには、もう二度と作りたくないーーーっ、と叫んでいた。そのセリフ、確か去年も聞いた気がする。でも、季節に1回は作りたくなるようだ。 こうしてお菓子作りで季節を感じるられるのって実は、とっても贅沢な事。本人にはその意識は全くないだろうけれど、歳を重ねると実感するようになるだろう。 作りたてのオランジェットは、これまで食べた事があるどんな有名店のものより美味しい。大変そうに一生懸命に作った様子を見ているだけに、余計にそう思える。 ご馳走様。 また来年も作ってくれると嬉しいな。