甘めスカートには「白シャツ」が効く理由とは?スカート専門ブランドディレクターが教える大人に似合う着こなし術
155cmと小柄なので、重心はなるべく高く。スカートがエレガントなぶん、常に引き算を意識しています
155cmと小柄ながら、ボリュームのあるスカートをかっこよく着こなしている古端さん。バランスよく見えるためのコツやエレガントなスカートを日常使いする秘訣を聞きました。 「小柄なので、重心が下がりすぎないように意識しています。例えばロングコートなど着丈の長いものを着るときは上半身にポイントを持っていったり、イヤリングは垂れ下がらないタイプのものを選ぶようにしたり。髪型もコンパクトなボブスタイルに。必ずしも毎日ヒールのある靴を履いているわけではないので、フラットでもスタイルがよく見えるシューズ選びや、ウエスト位置や首周りのあき具合を調整することで、バランスよく見えるように工夫しています。 また、私たちの作るスカートはとてもエレガントなので、普段使いするときはどれだけ引き算できるかということも大事。具体的にはバンドカラーのシャツなど、メンズ由来のアイテムをどこかに挟んだり、スパイス的に眼鏡を差したり。スカートがエレガントな分、フェミニン要素がてんこ盛りにならないようにテイストの塩梅も意識しています」
おしゃれの軸になるアイテムは、パール、ポンテッドトゥの靴、眼鏡の3つ
最後に、古端さんにとって欠かせない、おしゃれの軸になるアイテムを教えてもらいました。
1.肌映りをよく見せてくれるパール
「パールは年を重ねた女性だからこそ似合うアイテム。身につけているだけでときめくし、くすんだりシワが増えた肌を明るく見せてくれます。カジュアルダウンしたときも一点どこかにパールを足すだけで不思議とエレガントに見えるので、私にとって欠かせないジュエリーです」
2.足元を引き締めるポインテッドトゥの靴
「小柄なこともあり、パンプスはポインテッドトゥのデザインを選ぶことが多いです。ノーズが長く見えるぶん、ヒールのあるなしに関わらず脚が長く見えてシャープさを出せるのがポインテッドトゥのいいところ」 「ポインテッドトゥ以外の靴で欠かせないのが、どんなスタイルも受け止めてくれる黒パンプス。エレガント、カジュアル、マニッシュとテイスト別で揃えておくことで、着こなしの幅が広がります。トレンドに左右されないデザインを軸に選んでいます」