小池都知事が定例会見8月20日(全文2)パラ学校観戦は極めて教育的価値が高い
パラ大会開催は都民の理解を得られるか
その結果、空港検疫での陽性率も0.09%ということ、それから都内で入院された訪日者も最大で2人という、ある意味想定内の範囲だということは関係者、そしてアスリートの皆さんのご協力のおかげだと思っております。パラリンピックにおきましても、これらの経験を生かしながら、またパラアスリートの特性を踏まえるということが必要です。安全な環境で大会が開催できるように取り組んでいくということを4者協議において確認をし、さらに今回もオリンピック同様でありますけれども無観客でということでございます。 学校連携のほうについても現下の厳しい感染状況を踏まえながら無観客としておりますけれども、学校連携観戦というのはまさに教育的な要素が大きいということから、保護者の皆さま方の意向も踏まえて自治体、そして学校設置者が希望する場合に安全対策を講じて実施をということであります。その際は感染症や熱中症や、また交通など安全の対策を徹底していくということで準備をしているところであります。 毎日新聞:今のご説明だと都民の理解は得られる、開催について理解は得られるというご認識でよろしかったでしょうか。 小池:はい。ぜひ理解していただきたいと思いますし、また実際に、私もリオで観戦しましたけれども、オリンピックとまた違った意味でパラリンピアンのパフォーマンス、競技に向けての挑戦、これらを実際見ていただくのは極めて教育的な価値も高いものであり、かつ安全な対策をしっかりと講じていく。保護者の皆さま方の意向も踏まえて行うというものであります。 毎日新聞:ありがとうございました。それでは各社の質問に移ります。質問のある方は挙手をして、知事の指名を受けた上でお答えください。
新体制への移行はスムーズか
朝日新聞:朝日新聞の【イケナガ 00:43:26】と申します。小池知事に2点伺います。まずは医療提供体制についてなんですが、病床の逼迫などを受けて緊急時の体制に切り替えるという発表があってから2週間がたちまして、病院の役割分担など進めているものの医療の状況がより厳しい状況になっていますし、あと宿泊療養施設での医療体制の強化なども人材の確保などが難しいという状況です。知事はこの新体制への移行っていうのはスムーズにいっているというふうにお考えなのか、また実効性や成果についてはどのようにお考えでしょうか。お願いします。 小池:これまでもモニタリング会議などでこのポイントなど警鐘を鳴らしていただき、それらについて対応をこれまでも講じてきたところであります。酸素ステーション、そしてまた入院待機ステーション、そして救急隊が非常に、この要請があってからしかるべきところを、もしくは体制をどう取るかという結論が出るまでにずいぶん時間が掛かるといった事例も非常にこの間、増えてきておりました。それらに対しての受け入れるスペースを確保するなどなど、さまざまな策を講じ、またそれを実行しているところであります。 これら、病床が一気に増えるというのはなかなか難しい。かつ重症者用のベッドを確保してくださいということは、それだけ人員を寄せていかなければならない。宿泊療養もそうなんですが、お城を構えるのはできても、そこに人がいるかどうかなんですね。ですからそこに人を確保するということで、それぞれの病院や、また医師の方々、そして看護師の方々にご協力をいただく。それによって体制ができてくるということであります。本当にハードもさることながら、やはりそういった医療に必要な人材の確保ということをこれからもしっかり皆さま方のご協力を得ながら進めていきたいと考えておりますし、また、まさに現在も継続してその体制を整えているところです。