篠田直哉(メモ少年)「ロバートの元ストーカーからテレビ局員に。自分なりの100点を目指してきたから、明日死んでもいいなと思える」
◆篠田Pの信じる生き方とこれから ―対談インタビューを振り返って 人事部長の遠山さんは穏やかに話される方です。丁寧に説明していただいたのが印象的でした。がしかし、テレビ局らしく明るく元気な面もお持ちです。秋山歌謡祭2024「MEMOTO!~Shisyunki~」のバックでギターを抱える姿から、メ~テレの多様多才ぶりを痛感しました。テレビという仕事は「創意工夫した明るさ」が大事だなと。 そして「未来は若者のためにある」ということを改めて実感した日でした。「目の前のことに全力を尽くす」と言うのは簡単ですが、実際には難しいことです。そこで、篠田Pの「スキになれる力」とは何か? 一言で要約するのは難しいのですが、あえて5つのポイントにまとめました。 スキを突き詰める篠田Pの「5つの力」 1:スキだからこそ、前向きに取り組む姿勢 2:普通の感覚を大切にする意識 3:素早く多くの人に届けるためのスキルを磨く 4:「演者(タレント)愛」を持つことの重要性 5:コンテンツ(番組)への深い愛情 120分にわたる対談インタビューを通して、私が皆さんにお伝えしたかったのは、「メモ少年のアタマの中」という壁打ち形式のドキュメンタリーなのかもしれません。これは篠田さんの人生のほんの一部ですが、その本質的な部分に少しでも触れられたのではないかと感じています。このような企画をしたのは、篠田さんには人を惹きつける魅力があるからです。それはYouTube1000万回再生や社長賞など、多くの成果を出すことで評価が高まっても天狗にならず、一般の感覚を失わないある種の「マトモさ」から生じるのではないかと思うのです。これはテレビ局で働くからこそ培われた「視聴者視点を忘れないスキル」だけとは思えません。ですので「正解のない時代」に記事に書くべきことだと考えました。情報が大量に溢れて正解が見えない時代。特にSNSでは「陰謀論」や「仕組まれた熱狂」に踊らされがちです。 だからこそ、通常のインタビューより長い120分もの時間を割いて頂き、対談インタビューをお願いしました。構成上ここに書ききれなかった話が沢山あります。いつか機会があれば皆さんにお伝えできればと思います。 篠田さんが、これからも楽しくて記憶に残る、新しいコンテンツを生み出し続けることを期待しています。この記事をきっかけに、読者の皆さんにも「篠田さんのアタマの中のメモ少年」をより深く感じていただければ嬉しいです。本当に感慨深い時間でした。皆さんと一緒に、来年の「秋山歌謡祭2025」を楽しみに待ちたいと思います。 (撮影=池松潤)
篠田直哉,池松潤