大阪市・松井市長が定例会見8月5日(全文1)アストラゼネカワクチンの接種体制を構築中
職員採用におけるコロナ禍の影響は
時事通信:時事通信、岸本です。よろしくお願いします。幹事社としての質問1点で、現在コロナの感染の波が拡大していますが、職員採用に当たってオンライン面接を用いるなど、コロナ禍での影響はありましたでしょうか。また、保健師の募集や、コロナで失職した方の非常勤採用を含めた採用枠の拡大・縮小などがあればお教えください。以上です。 松井:令和3年度と令和4年度の当初の職員採用計画者数に加えまして、新型コロナによる雇用不安や行政需要への対応のために、採用者数をそれぞれ約120名増やしています。また、試験の実施に際しても、受験者数の距離を確保するとともに、消毒液の設置や、集合時間をずらすなど、感染防止対策を行っています。令和4年度の保健師体制については、関係部局において現在検討しているところです。 また、本部職員以外の体制については、昨年度より保健所における職務増に対しまして、随時募集を行いました。臨時的任用職員の配置を行うなど、必要な人材の確保というものに努めております。 司会:次の質問をお受けします。関西テレビさん。
フェーズ格上げは可能な状況か
関西テレビ放送:関西テレビ、稲垣と申します。伺っていますと保健所の体制があすから第4波並みというフェーズに切り替わるということで、すでにこの感染状況でいいますと、第4波を超えるということも十分想定はされますが、第4波並みというのを超える、第4波超えというようなところを見据えての、そのフェーズへの格上げというのは可能な状況なのか、お願いします。 松井:可能な状況ですし、準備しています。今、保健所の体制については、日々感染者数が500人を超えた場合の対応にしていますけれども、もう1000人を超えるということも視野に入れながら、保健所組織の体制については、準備をしているところです。 関西テレビ放送:先日、市長も計画、この強化策を出されたときに、おおよそ1000人くらいまでは耐えられるとおっしゃっていましたが、今も変わらず1000人程度までは、ファーストタッチを2日以内にするとか、ホテル療養について迅速につなげるとか、その辺りの対応というのは十分可能ということでよろしいでしょうか。 松井:この間に、コロナの感染状況に応じた組織体制というものを準備してまいりましたから、今のところは1000人というところの対応までは準備しているということです。これが2000人になったらどうなるの、1万人になったらどうなるのというような話がありますけど、もうそれはもともと限りある、要は人材で、無尽蔵にマンパワーもあるわけではありませんから、今、われわれができる限りの体制は、準備した体制を今後実施していくということです。 関西テレビ放送:先日、大阪府の対策本部会議で、毎回出されているこの新規陽性者数のシミュレーションというのを毎回出されますが、悪いほうの想定として8月中旬ごろに大阪府で2500人を超えるという想定もあって、もしこのままいってしまうと1000名を超えるという形にもなってくるかと思いますが、現状その計画を作られたとき、1000人ぐらいが限度だろうというところからは変わらずということですか。 松井:大阪府で2000人を超えるというときは、大阪市内がたぶんその半分ぐらいという形を想像していますから、そういう予測の下に体制というものを構築してまいりました。 関西テレビ放送:分かりました、ありがとうございます。 司会:次の質問をお受けします。日本経済新聞さん。