玄関は施錠、第三者の放火可能性低いか 死亡の2人は台所付近で発見 猪口邦子議員宅火災
27日夜、東京都文京区の猪口邦子参院議員(72)の自宅マンションが全焼し、2人が死亡した火災で、当時、自宅の玄関は施錠され、夫の東大名誉教授、孝さん(80)と長女(33)が在宅していた際に出火したとみられることが28日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は現場の状況から第三者による放火の可能性は低いとみて、出火原因を調べている。 【写真】自民党の猪口邦子参院議員 捜査関係者によると、出火当時、現場居室の玄関は施錠されていた。現場階までは専用の鍵がなければ立ち入れず、外階段からも進入できないという。 現場居室では石油ストーブなどは使われておらず、灯油などの燃料類も置かれていなかった。一般的に火元になることが多い台所は焼損の程度が低く、遺体は台所付近で見つかったという。警視庁は29日以降も現場の検証を行い、出火場所や原因の特定を進める。