自民党新総裁の菅義偉氏が会見(全文2完)デジタル関係が機能しなかった
解散時期は全体見ながら判断
それと、せっかく総理大臣に、総裁に就任したわけですから、仕事をしたいなというふうに思ってますので、収束も徹底して行っていきたいと思いますし、そうした中でこの解散の時期というのは、いずれにしろ1年しかないわけですからなかなか悩ましい問題だろうというふうに思います。官房長官のときは総理大臣がやると言えばやる、やらなければやらないと、こういう乱暴な発言をしましたけども、今日は、今申し上げましたように、やはりコロナの収束と同時に経済をやはり立て直す、こうしたことが大事だというふうに思います。それと、収束したらすぐやるのかという、そんなことでもないと思います。全体を見ながら判断をしたいというふうに思います。 それと、デジタル庁やこの厚労省再編の省庁改革ということでありますけど、今回のコロナ禍の中にあって浮き彫りになったのは、やはりこの日本のデジタル関係というのが機能しなかったということが1つの大きな課題であります。 実は私、マイナンバーカードを去年から対応してきていたんです。これだけのお金を掛けてなかなか、12%でしたから、これを普及させようと思ってまずやったのが、厚生労働省に健康保険証として使えるような、こうしたことを厚労省とけんけんがくがくしました。かなり強い抵抗があったんですけども、これはなんとか協力してもらえるようにいたしました。ですから、確かLINEでしたか、からだと思う、これ、【失礼しました 00:31:56】、もうそんなに時間掛からないで保険証は使えるようになりました。今は免許証も検討になってますから、少しずつ省庁の壁を越えながら、最終的にはこのマイナンバーカードがあれば、その役所にわざわざ行かなくても24時間365日できるような、そうした方向にしたいというふうに思います。
象徴としてデジタル庁をつくる
私、なぜこのデジタル庁をつくると、こう言ったかといえば、やはりどうしても各省庁が持っているんです。それを法律改正しなければこれはできませんから、思い切ってその象徴としてデジタル庁をつくると。それで法改正も早速やっていきたいと。法改正に向けて早速準備をしていきたい、こう思っています。そういう中で、このデジタル庁というものをつくり上げて、1つの象徴になると思います。 私自身、このコロナ禍の中にあって、第2次補正で光ファイバーに500億円、予算を付けてます。これは私、総務省が当初300億円の要求だったんですけども、こういう機会だから一挙に日本全国に光ファイバーを敷設しようと思いまして、離島まで含めると500億円でできるということで、要求より200億円、多く付けてますから、そういう意味で意気込みというのも皆さんにご理解をいただけるのかなというふうに思っています。 選挙で省庁再編というのは、どうでしょう、考えてもないんですけども、ただ、抵抗するというんですかね。今は省庁の皆さんも変えていかなければならないと、私はかなりの人たちが思い始めてきたんじゃないでしょうか。私が今、官房長官をやってるからということでなくて、やはり省庁そのものも、やはり改革に前向きにしないと立ち行かなくなるという、そうした考え方の方が非常に大きくなってきているのかなというふうに思っています。いずれにしろ、目標を決めたらそれに向かって進んでいきたい、こういうふうに思ってます。 司会:ありがとうございました。それでは平河クラブ所属の記者の方からご質問をお受けいたします。じゃあ真ん中の。会社とお名前をよろしくお願いします。