自民総裁選 党青年局・女性局の公開討論会(全文2)衆院比例73歳定年制は堅持するのか
朝8時の部会なんて子供の送り出しで不可能
野田:国会は、自民党は母親が働くという想定で職場をつくっていません。私も、ですから50歳まで、26で県議会議員になって、50歳まで独身、結婚してても子供がいなかったときまでは普通に男性のように働けました。しかしいったん母親になって、大臣の代理は副大臣ができますけど、母親の代理の副母親というのはいないわけですね。 そういうところを考慮して、例えば朝8時の部会なんて子供の送り出しで不可能。そうであれば、デジタル化の中で全て8時の部会はオンラインにするとか、あとは産前・産後、さまざまな女性の子供との関わり合いの中で、今は国会ではオンラインが使えてないけれども、採決等にそれができるようにするということになれば、母親であってもしっかり国会議員としての責務を果たすことができることは可能なんです。以上です。 吉川:続いて河野候補、お願いいたします。 河野:はい。党本部の中央政治大学院長を仰せつかっていたときに、各都道府県連に候補者を養成するための政治塾をつくってくださいというお願いをいたしました。ようやく今、47都道府県全てそろいました。そこで政治塾をやるときに、まずそこに積極的に女性をメンバーとして入れていただいて、この政治塾を卒業した方がさまざまなレベルの選挙に候補者として県連のバックアップで擁立できるようにしていただきたいというふうに思っております。 また今、地方議会、結構産休・育休の制度が完備できていなくて、産後3日目に採決のために議会に行かなければいけなかったというような例があったと聞いております。各地方議会でも、こうした整備をしっかりとやっていただくように、われわれもバックアップしていきたいと思います。 牧島:第3問に入ります。青年局中央常任委員会副議長、川崎修平神奈川県連青年総局長からお願いいたします。
グループホーム整備はかなり強力に進めたい
川崎:よろしくお願いします。パラリンピックイヤーの本年、青年局では妊婦ジャケット体験や、新幹線バリアフリー車両の試乗、全国の青年部、【青年局****00:42:02】意見交換会や情報共有を通じた提言のとりまとめなど、多様性をテーマにした活動を活発に行ってまいりました。多様性を大切にした共生社会の実現に向けて、候補者皆さまのビジョンをお聞かせください。 牧島:質問は多様性を大切にする共生社会についてです。それでは高市候補、お願いします。 高市:私が今とても心配しているのは、障害をお持ちの方が働く事業所、就労支援事業所といいますけれども、ここが今、仕事がすごく減ってしまって、運営が困難になってきております。なんとかこの再開支援もしたいし、今、自宅待機されている障害者の方々がまたコロナが一定程度収束したら戻ってきて働けるように、この事業自体を維持したいということ。それから重度の障害を持っておられるお子さんがいるご両親、特に心配していらっしゃるのはご自分が亡くなったあとどうなってしまうんだろう。このグループホームの整備についてもかなり強力に進めていきたいと思っております。 私自身が総務大臣のときにしたのは、ゴミ出し支援特別交付税でした。特にご高齢の方、障害をお持ちの方で、ごみ出しを戸別回収してくれない市町村のほうが圧倒的に多いので、ここで新しい交付税をつくらせていただきました。また頑張ります。 牧島:続いて野田候補、お願いします。野田候補、お願いします。 野田:パラリンピックが開催されたことは本当にうれしいです。見える化。招致するときにはパラリンピックの認知度というのは、オリンピックは100%近かったけれども、十数%しかありませんでした。教科書にパラリンピックという言葉が載っていなかったからです。その周知徹底するのにコマーシャルで障害者を使ってほしいと広告代理店に言ったら、断られました。当時は障害者を出すと2つのクレームが来る。かわいそうだ、気持ち悪い。そんなことでコマーシャルもできなかった。パラリンピックをやったことで、その結果、当たり前のようにそういう人たちと日々接していただける機会があった。でもこれは賞味期限、消費期限があります。私たちは熱しやすく冷めやすい。これを継続していかなきゃいけない。これが自由民主党の多様な社会をつくるための義務だと信じています。皆さんのご協力を心から願っています。 牧島:続いて、河野候補お願いします。