自民総裁選 党青年局・女性局の公開討論会(全文2)衆院比例73歳定年制は堅持するのか
定年制は慎重に考えるべき
高市:はい。まず若手、中堅の皆さまの登用についてお話をいたします。自民党は本当に専門人材の宝庫だと私は思っております。対外的には目立たなくても、本当にこつこつと専門性を磨いて、見事な政策を構築しておられる議員の方々に表舞台に出ていただける、そういう環境づくり、人事を行いたいと思っております。 それから73歳定年制のお話もございました。これ、自民党の強みというのはとっても若い世代からシニアの世代まで幅広い年齢層が活躍していて、それぞれの年代に応じて直面する課題というものがあるんですね。私も年を重ねてきて、やっぱり50代に一番苦労したことというのがありました。ですから、やはり国民政党として全世代の安心感を創出するという意味では、何歳にするかというのは慎重に考えなきゃいけないなと考えております。そして比例でさまざまな課題の方々を選んでいく。これは大賛成でございます。 牧島:続いて野田聖子候補、お願いします。 野田:定年制についてはかねてから堅持していくということで進めています。賛成です。比例につきましては、若手の登用は当然であるんですけれども、女性にしても若手にしても、やっぱり自己肯定感を持ってもらいたいなと。私は小渕政権のときに当選2回、37歳、郵政大臣、小渕総理にいただきました。1年ぐらい働きましたけれども、若いから、期が浅いからできなかったことはありません。そういう意味では、どんどん若手を抜擢する役員人事をつくらなきゃいけないと思います。 あと比例の名簿につきましては、多様性でまず打破しなければならないのは、男女のバランスです。やはり今、自民党は9対1ですから、それを5対5に持っていくためには比例を大いに活用して、女性の候補がたくさん出ていただいて運営していく。リーダーはあるものではなく育っていくものなんです。それをご理解ください。 吉川:第2問に入ります。全国の女性局を代表し、白石さと子群馬県連女性局長からお願いいたします。