自民総裁選 党青年局・女性局の公開討論会(全文2)衆院比例73歳定年制は堅持するのか
4人とも女性になる時代が来ると感じた
白石:はい。女性局では「女性未来塾 特別講座 女性候補者育成コース」を開講しています。女性が政治に関心を持ち、また政治家を志す女性を増やしていくことは重要です。しかし、女性は候補者となり選挙を戦う場合も、実際に政治家になっても家庭や子育てと政治活動との両立など、女性特有の苦労や大きな壁があります。女性の政治参画についてお答えください。 吉川:質問は女性の政治参画についてです。それでは岸田候補、回答をお願いいたします。 岸田:私がかつて外務大臣を務めた時代にこんな経験をいたしました。当時オーストラリアの外務大臣、ビショップという女性の大臣でありました。そして防衛大臣はペインという、今は外務大臣を務めていますが、当時は防衛大臣として活躍をしていました。そしてオーストラリアと「2+2」外務・防衛大臣会合をやったとき、日本側は防衛大臣、稲田朋美さんでした。3人の女性の皆さんと「2+2」の議論に臨んだ。私はそういった事態を見てびっくりするのではなく、たぶん近いうち、これ4人とも全部女性になる、そんな時代が来るんだということを感じました。 日本においてもこうした政治参画、女性の皆さんの活躍、しっかり考えていかなければいけない。そのためにも環境整備、幼保の受け皿ですとか、幼保小の連携の問題、あるいは学童保育の充実、こうした子育てと政治活動の両立のために努力いたします。 吉川:続いて高市候補、お願いいたします。 高市:まず総務大臣のときに女性の地方議員の方々と意見交換をいたしました。旧氏、結婚前の氏で立候補したいというときに、やたらあれを持ってこい、これを持ってこいと、証明しなきゃいけない書類が求められると。これを簡素化しまして、全国の選挙管理委員会に対して、どうせ戸籍を見れば旧氏は分かるわけですから、もうそれでそういう手続きをやめるようにということで徹底をいたしました。 それからやはり、私も女性候補として戦ってきたときにつらかったのは、非常に性的な嫌な内容を書いた怪文書ですとか、こういう攻撃がございました。女性の場合は特に苦労されると思います。これはやはり党本部としてインターネット上のそういった大変下品な攻撃であったり、また怪文書なんかの場合であったら法的な措置であったり、こういったことをしっかり体制を強化して、女性の候補者を応援していきたいなと思っております。 吉川:続いて野田候補、お願いいたします。