自民総裁選 党青年局・女性局の公開討論会(全文2)衆院比例73歳定年制は堅持するのか
誰でもスムーズにいけるデザインを考えねばならない
河野:全国1741の市区町村でワクチン接種をやっていただいたときに、それぞれの自治体にこのワクチン接種会場で障害のある方がまごつかないようにしっかりとしたサポートをお願いします、費用は国で持ちますというようなことを申し上げました。しっかりできているつもりであったんですが、あとから障害者の方々、あるいは自治体の皆さんと意見交換をしてみると、障害を持ってらっしゃる方だというのに気付けば、そこへ行って案内をするなりなんなりということができるけども、実は障害を持っている方だと気が付かないケースも結構あって、そうすると、その方は案内もなくまごまごしなければならなかったというような話がありました。 だからやっぱり世の中誰でもスムーズにいけるようなものをまず前提としてつくる。障害がある方に特別に手を差し伸べるのではなくて、誰でもスムーズにいけるようなデザインというのを考えなければいけないのかなと思います。 牧島:続いて、岸田候補お願いします。 岸田:はい。ご質問の中に妊婦ジャケットの体験ということについて触れておられました。確か妊婦ジャケットの体験、小倉さんとか鈴木憲和さんや、あるいは藤原さんが体験している姿、ニュースで流れたのを記憶しています。素晴らしいことだと思いました。一緒に見ていた妻が、あなたが青年局長のときは考えもしなかったでしょうと言われたのが大変印象的でありました。このように、違う立場の方々の思いを実感する、体験する、これは大変重要なことです。民主主義の基本は多様性の尊重だと思っています。 ですから、こうしたことを妨げるヘイトスピーチですとか、ネット上の誹謗中傷ですとか、さらには議論の封殺ですとか、こういったことには毅然として臨まなければいけない。全ての方が居場所あるいは生きがいを感じられる社会を目指すべきだと思っています。 吉川:第4問に入ります。全国の女性局を代表して坂田光子新潟県連女性局長よりお願いいたします。坂田局長、ミュートをオフでお願いいたします。 女性:オンです。あ、ミュートオフか。 吉川:坂田局長、まだ聞こえません。よろしくお願いします。はい。お願いします。はい。 【書き起こし】自民総裁選 党青年局・女性局の公開討論会 全文3に続く