「とは言え子供たちもいるから、できる限り対応をしていますが、なんていうかすごい偏見に満ちているんですよね…」。 とにかく子供をたくさん産んだ自分は偉いと言わんばかりだと話す。 ーこの少子化の時代に貢献してるんだから、もっと手厚くしてもらいたいよ。 「なんとなく思うのは多産DVなんじゃないかな?ってこと。なんていうか、考えなしにポンポン産んでる感じなんです。上と下の歳の差は15歳。多感な思春期に親が妊娠とか気持ち悪いだろうなと気の毒に思っています」。 先日もまた「駐車場貸して」と訪ねてきた義妹。英恵さんはちょうど出かけるところだったという。 「義妹はトイレを貸して欲しいと言ったんですが、私もう出ないと間に合わない時間帯で…。申し訳ないんだけど、とお断りしたんです」。 家から5分のところに公衆トイレもコンビニもあることを義妹は知っている。しかし、彼女が放ったのはとんでもない言葉だった。 ー義姉さんトイレも貸してくれないなんて、大人気ないですよ。子供のいない人って本当にいつまで経っても結局、子供ですよね…。ガキすぎ。 「カチンときました。どの口が言うんだよ!って」。 【後編】では、さらにヒートアップする義妹と英恵さんとのバトルを詳しく追っていく。 取材・文/橋本 千紗