【大学トレンド】オープンキャンパス、行く意味は? 服装はどうしたら?…覚えておきたい11ポイント
大学受験の志望校を選ぶうえで、参考になるのがオープンキャンパスです。いつ開催されるの? 服装は? 持ち物は? 高校1年生や2年生でも行っていいの? 親世代にはなじみがないオープンキャンパスについての情報を、専門家への取材をもとにまとめました。 【写真】オープンキャンパスに参加、レポート提出で合格も
1. オープンキャンパスとは?
大学が高校生に向けてキャンパスを開放し、授業や学生生活を紹介するイベントです。大学案内パンフレットやウェブサイトではわからない、大学の実際の雰囲気を知ることができます。実施されるのは、大学説明会(学内オリエンテーション)、模擬授業、キャンパスツアー、先輩学生との交流会、学食体験など。個別の相談ブースでは、大学教員や職員に直接相談することもできます。
2.オープンキャンパスに行く意味は?
オープンキャンパスに行く意味について、追手門学院大学の客員教授で高校生の進路開発に取り組む倉部史記さんは、次のように話します。 「志望校のキャンパスを実際に見ることで大学や学部を深く理解できるほか、入学後に『こんなはずではなかった』というミスマッチを防ぐこともできます。また志望校の選び方がわからない場合も、説明会を聞いたり、授業を体験したりすることで、ヒントを得られるかもしれません」 倉部さんによると、オープンキャンパスを有意義なものにするために、次の3つの目的を意識するといいとのことです。 ●学問理解……その学部、学科、コースでどんなことが学べるかを理解する ●大学理解……その大学の歴史や特色、設備、学生サポート、留学制度など、他大学と違う特長を理解する ●自己理解……自分の将来について考え、この大学が自分に合っているか、将来の夢につながるかを理解する なお、総合型選抜(旧AO入試)では、オープンキャンパスへの参加を出願の条件にしている大学もあります。総合型選抜を検討している場合は、チェックしておきましょう。
3. 開催時期を知る方法は?
開催時期は大学によって様々ですが、最も多いのは夏休みです。 高校の夏休みの宿題で、複数のオープンキャンパスへの参加とレポート提出が課されるケースも増えています。オープンキャンパスの日程は、3月から6月ごろに大学のウェブサイトで発表されますので、早めにチェックしておきましょう。 「開催日が重なることもありますが、最近では一年を通じてオープンキャンパスを開催する大学もあるので、うまく回れるように計画を立ててください。日程は進学ナビのサイトなどで閲覧できますが、詳細は必ず大学のウェブサイトで確認するといいですよ」(倉部さん)