【大学トレンド】オープンキャンパス、行く意味は? 服装はどうしたら?…覚えておきたい11ポイント
4.事前予約は必要?
体験授業やワークショップ、総合型選抜の模擬面接は、事前申し込みが必要なケースもあります。 「人気のプログラムなどは予約開始直後に定員に達してしまうことがあるため、オープンキャンパスに行こうと思ったら、まずは大学のホームページやリクルート『スタディサプリ進路』のような進路情報サイトなどをチェックしておきましょう」 そう話すのは、高校生の進路指導・キャリア教育専門誌『キャリアガイダンス』(リクルート)の編集長として、多くのオープンキャンパスを訪れてきた赤土(しゃくど)豪一さんです。 最近は、大学のホームページから専用アプリをダウンロードすることで、プログラムをスマートフォンで見たり、事前予約できたりする大学も。「弊社をはじめ、各大学のオープンキャンパスの日程を検索したり、予約までできたりするサイトやアプリもありますので、上手に活用してください」(赤土さん)
5. 何年生で参加する? 誰と行く?
高1、高2のときに参加するのか、それとも高3なのかで、参加する際の留意点が異なります。高1のときは大学の雰囲気をつかみつつ、高2から文系クラスと理系クラスに分かれる場合は、両方の模擬授業を受けて自分の適性を見極めることもできます。高2で参加する場合は、どの大学やどの学部・学科が合っているのかを見極め、高3では実際の受験先を検討します。 「最近は、学校推薦型選抜や総合型選抜という選抜方式で大学進学するケースも増えています。これらの選抜では、推薦書や志望理由書などを提出しますが、その締め切りが高3の夏休み明けと早いので、高1、高2の段階から志望大学や学部をリサーチしていく必要があります。一般選抜を希望する場合も、高3の夏休みは受験勉強に追われてまとまった時間を取りにくいため、高2までに志望校を回っておくことをおすすめします」(倉部さん) 同級生と一緒に参加する高校生もいるかもしれません。「ただ、自分の知りたいポイントが友達と一緒とは限らないため、必要に応じて個別相談に参加するなど、参加する目的を忘れないようにしましょう。保護者が一緒に行く場合は、キャリア教育や就職状況、学費や奨学金など、子どもとは違う視点で大学を見ることができます。ただし主役は子ども本人であることを忘れず、保護者は一歩引いてみることも大事です」(倉部さん)