【大学トレンド】オープンキャンパス、行く意味は? 服装はどうしたら?…覚えておきたい11ポイント
6. 服装はどうしたらいい?
「オープンキャンパスの目的は、大学の雰囲気を体感することです。自分らしくいられる服装が一番だと思いますよ」と言うのは、リクルートの赤土さん。私服でも、制服でも、ジーンズやパーカでも問題ありませんが、「自分と周りの服装を比べて引け目を感じたり、自分が浮いているように感じたりする可能性がゼロではありません。服装が気になってオープンキャンパスに集中できないかもしれないという不安を感じる人は、安全策をとって制服で行くこともおすすめです」(赤土さん) 制服で行く場合の注意点をアドバイスするのは、倉部さんです。「模擬面接に臨むからと制服を選ぶ高校生もいますが、その場合、ラフな着崩し方をするとマイナスの印象を与えることもありますので気をつけてください」 また、保育系や体育系の大学のワークショップでは、動きやすい服装を指定されることもあります。
7. 持ち物は?
パンフレットや入試要項が配布されるため、A4サイズの資料が入る大きめのカバンや、できれば両手がふさがらないリュックサックを持って行きましょう。メモ用の筆記用具やメモ帳、ノート、それに撮影用のスマホも必携です。スマホは出欠確認やアンケートの記入で必要になることもあります。大学の校舎は基本的に土足ですが、上履きが必要な場合はその旨、事前に説明があるはずです。 「いいなと思った場所、なんとなくモヤモヤした場所は、スマホで撮影しておきましょう。帰宅後に写真を見ながら『なぜ撮りたいと思ったんだろう』と振り返って、自分の感覚を言葉にすることで、進路を決めるうえでの判断材料の一つになります」(赤土さん)
8. 何校くらい行くべき?
「最低でも2校、できれば4~5校、訪問することをおすすめします。比較してこそ、それぞれの大学の良さが見えてくるからです。『第1志望だけに絞りたい』という人もいますが、他校を見ることでその大学の良さが確認できますし、第1志望に合格できなかった場合も考えて併願校も見ておくといいでしょう」(倉部さん) また、マンモス校と小規模校、都心と郊外の大学、共学と女子大など、対照的な大学を訪れるのもいいでしょう。偏差値が同じくらいでも、学生数の多いマンモス校と、教員が学生の名前を知っているようなアットホームな小規模校では、雰囲気が全く異なります。実際に行って比較することで、自分にはどんなタイプの大学が向いているのかを実感できるはずです。