【大学トレンド】オープンキャンパス、行く意味は? 服装はどうしたら?…覚えておきたい11ポイント
9. 志望校が決まっていない場合は?
高1、高2では、興味のあることが定まっていないことも多く、どの大学を訪問していいかわかりづらいかもしれません。そんなときは、レベルの高い憧れの大学や、家から近い身近な大学に行ってみてはどうでしょうか。憧れの大学が目標校に変わるかもしれませんし、模擬授業で「面白そう」と思える学問に出合えるかもしれません。オープンキャンパスをきっかけに、徐々に目標が見えてくる可能性もあります。 また、オープンキャンパスでは、先輩と直接話せるトークイベントや相談会も開催されています。サークルやアルバイトなど学生生活のほか、志望校の決め方や学部選びについてもアドバイスをもらうといいでしょう。
10. 行かないデメリットはある?
オープンキャンパスに行かなくても受験は可能です。しかし、ただでさえ緊張する入試当日に初めてキャンパスを訪問すると、不安も大きいもの。さらに合格できても、入学した後に「思っていたイメージと違う」と後悔し、学習意欲が低下するといったケースもあります。 学校推薦型選抜や総合型選抜では、書類選考や面接で志望理由を細かく問われます。大学案内パンフレットやウェブサイトだけでは大学や学部への理解度が浅くなるため、オープンキャンパスで実際に大学の特長を見聞きすることをおすすめします。 コロナ禍以降はオンライン上でオープンキャンパスを実施する大学も増えているため、志望校が遠方の場合は利用するといいでしょう。また高1、高2の段階ではオンラインで比較し、第1志望が決まったら現地を訪問する、という方法もあります。
11. グッズがもらえる?
オープンキャンパスでは、大学オリジナルのノベルティーグッズが配布されることもあります。定番は大学名やロゴが入った筆記用具やクリアファイル、ノート、メモ帳など。夏には飲料水を配ったり、タブレット用のタッチペン、タンブラー、サコッシュ(小型バッグ)などちょっと豪華なグッズを配布したりする大学もあります。芸術系の大学では、有名漫画家になった卒業生のイラスト付きトートバッグを配付するところも。 どの大学も、大学への愛着を深める工夫をいろいろとしています。憧れの大学のグッズなら、それが受験勉強を頑張る際のモチベーションや、受験時のお守り代わりにもなりそうです。
朝日新聞Thinkキャンパス