「頭が悪いから」「もう年だから」は関係ない…「東大卒記憶王」が伝授する“物忘れ”の解決法
このようになると、体に蓄積される情報量が増えるだけでなく、体に入ってきた情報を思い出したり、考えたりする時間や余裕がなくなるので、「記憶力が低下してきた」と感じやすくなるのです。 ■好きなものをとことん記憶してみることの重要性 記憶力を高めるのに効果的な方法の一つとして、自分の好きなものをとことん記憶してみるということをおすすめします。 好きなものを覚えることをおすすめする理由① 自分の好きなものは比較的楽に覚えることができます。アイドルが好きな人は、アイドルグループのメンバーのプロフィールや、その他のアイドルグループのメンバーなどを覚えるといいでしょう。地理が好きな人なら、国の名前と国旗や首都などを覚えてもいいでしょう。
なんでもいいので、「面白そうだな」と思うものに挑戦してみてください。何かの分野に詳しくなると、覚えることに対して自信がつきます。記憶に関してマインドは非常に重要です。覚えることに対してポジティブな気持ちを持てたら大きく成長したと言ってもいいでしょう。 好きなものを覚えることをおすすめする理由② 好きなものを記憶すると、好きなものの「分野」に関して圧倒的に詳しくなります。圧倒的に詳しくなると、その知識をどこかで活用したくなるものです。
私は3、4歳のころ、トミカが大好きでした。トミカでたくさん遊んでいたことから、車が好きになり、両親に自動車が載った本を買ってもらいました。そして街を走る車を見てその名前をよく言っていたそうです。 時には車を買いもしないのに、車の展示場や販売店に行きたいと親にねだっていたそうです。両親からすると、車の営業をされるので非常に迷惑だったそうですが、そのおかげで車を外からだけではなく、中からも見せてもらったことで車のハンドルやアクセルやブレーキ、エンジンなどの仕組みについても詳しくなりました。
私の例は幼いときのことですが、年齢が高くなれば、できることも増えてきます。今の時代では、知識をSNSやブログなどで発信したり、同じものを好きなファンが集まるコミュニティーやイベントなどに参加したりすることもできます。 何かの知識を得ることで、自分の行動が少しずつ変わる可能性があります。 ■好きなものを覚えることをおすすめする理由③ 好きなものを覚えると、「自分の好きなもの」と「そうでなかったもの」が意外なところでつながることがあります。例えばサッカーが好きで、日本のプロリーグであるJリーグのクラブ名を北から南まで暗記したとします。北海道には「コンサドーレ札幌」がありますが、コンサドーレとはどんな意味でしょうか? 実は「どさんこ」の逆さ読み(こさんど)と、ラテン語で「行け」「頑張れ!」という意味を持つ「オーレ」を組み合わせた造語です。