私大の5割強が定員割れでも日本社会に根付く「学歴至上主義」…もはや「4大卒」はブランドでもなんでもない
それでも根強い“学歴至上主義”
実際、難関大学と言われる大学を出ても、特に文系などは就職活動に失敗し、ニートやフリーターといったワーキングプアに陥ってしまう人も少なくなくなりました。私が以前副店長を務めていたイベントバーでは、高学歴フリーターのような人たちの憩いの場と化しており、そうした人たちの苦境を数多く目にしてきました。 特に文系においては、コミュニケーション能力や社会性などが伴っていないとたとえ高学歴であっても民間就職は厳しく、そうしたところからこぼれ落ちてしまって浮上できなくなってしまっている人たちはかなり多いのです。 ただ、学歴があれば必ずしも報われるとは言えなくなってきているものの、依然として学歴至上主義的な価値観は蔓延しています。Xなどを見ていると、「偏差値が高い大学の方が偉い」「一般入試受験者が偉い」といった主張が今でも多く見られます。 学歴がキャリアに関係なくなってきているとはいえ、学歴というのは人生における大一番の結果であり、個々人の思い入れが最も大きいものの一つになっています。学歴至上主義的な価値観は、当面消えることはないでしょう。
じゅそうけん
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