田舎が嫌いだった少女が今は“自然の中で暮らす”JAZZシンガーに 田舎だからこそできる音楽を
田舎だからこその「野性味あふれる歌声」を届けたい
木原さんは、田舎でしかできないことがあるはずだと言います。 「音楽に限らず、いいものは都会でという風潮があります。でも、都会でなくてもできることはたくさんあります。自然豊かな土地でしかできない多くの価値に気づいてほしい。ここでしかない何かが絶対ある。その何かを見つけ、みんなが大事にしていくことで、世の中が変わってくるのではないかと考えています」 ピアニストの谷川賢作さん(谷川俊太郎さんの息子)は、うたごえキッズを「野性味がある」と表現したそうです。 「野性味のある歌声は、余呉で続けてきたからこそ生まれたと自負しています」 田舎で音楽活動を続ける理由や魅力については、言語化が難しく困惑した表情を見せていた木原さんでしたが、最後は表情を変えて力強く語ってくれました。
のがわ