どうなる?!タイソンvsジョーンズ50代レジェンド対決…フォアマンは最強男に「問題はスピード対応」と警告
元3団体統一世界ヘビー級王者、マイク・タイソン(54、米国)と、元4階級制覇王者のロイ・ジョーンズ・ジュニア(51、米国)の注目のエキシビションマッチがいよいよ28日(日本時間29日)に米国ロサンゼルスのステープルズ・センターで行われる。 両者の年齢と体重差などの安全性を考えて2分間×8ラウンドの変則ルール。ヘッドギアはつけないが、通常の10オンスでなく12オンスグローブが使用される。 カリフォルニア州のアスレチック・コミッションは採点に参加しないが、WBCが元WBC女子世界スーパーウェルター級王者でタイソンの前座で試合をしたこともある人気ボクサーだったクリスティ・マーティン、元2階級制覇王者で映画の題材にもなったビニー・パジェンサ、元WBC、IBF世界ライトヘビー級王者のチャド・ドーソンの3人がリモートによる採点を行い勝敗を決する。 勝者には、WBCから特別ベルトの「BLACK LIVES MATTER(黒人の命も大切)」が贈られる。 カリフォルニア州アスレチック・コミッションのアンディ・フォスター事務局長は、「この試合はハードなスパーリングに過ぎない」と主張。「レイ・コロナ審判がお互いを倒すために行うものでないと試合前に選手たちに指示するだろう」と明かすなど、あくまでもエキシビションであり“ガチファイトではない”ことを強調している。それはタイソンの性格上、いざゴングが鳴れば「ハードなスパーリングで済まない」ことをわかっているからだろう。 ブックメーカーの予想オッズを見ると「ウィリアムヒル」がタイソン勝利1.53倍、ジョーンズ勝利2.75倍、「ベット365」がタイソン勝利1.44倍、ジョーンズ勝利2.62倍と、ほとんどがタイソン有利。だが、モハメド・アリ(米国)と“キンシャサの奇跡”で戦った元WBA、WBC、IBF世界ヘビー級王者のジョージ・フォアマン(71、米国)が、米ヤフースポーツに「ジョーンズ有利」の見解を示した。