どうなる?!タイソンvsジョーンズ50代レジェンド対決…フォアマンは最強男に「問題はスピード対応」と警告
ヤフースポーツの記事によると、フォアマンは「タイソンは、それほど重要な意味のないエキシビションで戻ってくる。私もこういうやり方で恩恵を受けたかった。私の復帰戦は意味のある本当の試合だった。10年間離れていたが、『もう一度ヘビー級の世界王者になるために戻ってきた』と言った。彼のエキシビションでの復帰は、そこまで困難なものにはならないだろう」とした上で、試合のポイントをこう予想した。 「タイソンはリングから長い間、離れていたが常にパワーはキープしており、そのパワーを見せるだろう。だが、最大の問題はロイのスピードへの対応だ。私にも同じような経験があるがスピードへの対応と慣れを取り戻すことにリングを離れているボクサーは時間がかかるのだ」 スピードへの対応がタイソンの死角だと指摘したのだ。 タイソンがリングに立つのは2005年のケビン・マクブライト(米国)戦以来、15年ぶりとなる。実は、フォアマンも28歳で一度、引退したが、10年後の1987年に現役復帰したという長いブランク経験を持つ。連勝記録を続け1991年に3団体統一王者のイベンダー・ホリフィールドに挑戦して12ラウンドの激闘を演じて敗れたが、1994年にWBA、IBF世界同級王者のマイケル・モーラーを10回KOで破り、20年ぶりにヘビー級王者に返り咲いた。その時の年齢が45歳と9か月。当時の最年長王座獲得記録である。 フォアマンは復帰する際、レジー・ジョンソンという後にミドル級とライトヘビー級の世界王者となったミドル級の若いボクサーをスパーリングパートナーに招いた。フォアマンは、ジョンソンの圧倒的なスピードについていけなかったという。 「パワーのある選手ならいいが、こんなスピードのある選手を連れてくるなと言ったことを覚えている。彼は私に左のストレートをヒットさせた。ダウンを奪われるほどのパワーはなかったが、そのパンチのスピードを実感したものだ」 ましてタイソンは15年のブランクで54歳である。