どうなる?!タイソンvsジョーンズ50代レジェンド対決…フォアマンは最強男に「問題はスピード対応」と警告
実は、ライトヘビー級王座の3団体を統一して敵なしとなったロイ・ジョーンズは、2003年に階級を上げてWBA世界ヘビー級王者のジョン・ルイス(米国)に挑戦して判定勝利、4階級制覇を達成したが、その際、王座から陥落していたタイソン戦が噂されていた。フォアマンは、この時も勝つのはジョーンズと見ていたという。 しかも、ジョーンズは、40代に入ってからも、UFC戦士との異色マッチに興味を示しており、引退試合のリングに立ったのは2年前。51歳ではあるが、つい最近まで現役ボクサーだった。ブランクの時間はタイソンよりも短い。 「タイソンは目の前に立つロイを見ると、パンチを当てなければならないと焦るだろう。相手も動く。その戸惑いの展開を前に“パンチを当てることができない”と言うようになるだろう。(対応するには)数試合かかるもの。マイクがロイのスピードと動きにどう対処するか。興味を持って見ることになる」と、タイソンがイライラする展開を予想した。 フォアマンはヤフースポーツを通じてタイソンにメッセージを送った。 「一時的な狂気だ。船を手に入れて海に出たいと考えた男に例えてみよう。とても楽しそうで安全そうにも見えるから海に出ようとする。だが、いざ旅立つと大きな波がやってきて海は荒れ、雨や風が吹き荒れ、男は自分自身に『神様、なぜ私はこんなことをしたのですか』と問うだろう。こういうことは我々の誰もに起きてきたことだ。復帰を考え始めるとき、以前に何ができたのかを思い出すことは難しい。だが、かつて持っていた強固さとタイミングを取り戻さなければならない。だが、それらは何年も離れていた時に失われ取り戻すことが難しいものなのだ」 エキシビションという名の“ガチファイト”でタイソンは往年の殺戮パンチでジョーンズをKOで沈めるのか。それともフォアマンが警告するようにジョーンズがタイソンを現役時代そのままのスピードで翻弄するのか。50代の2人のレジェンドボクサーが拳を交える注目の一戦のゴングが近づいている。