荻野目洋子も参戦…カジュアルおばさん&ロックTおばさんを笑うな!「おば揶揄」が炎上するワケ
「カジュアルおばさん」がトレンド入り
このところ、続けざまにSNSの「ファッション」のトレンドに見慣れない言葉が登場した。まずは「カジュアルおばさん」。そして数日おいての「ロックTおばさん」だ。 【写真】「カジュアルおばさん」「ロックTおばさん」を笑うな! ロックTおばさんに関しては、あのアイドル・荻野目洋子さん(55)まで参戦したためタイムラインがざわついた。女神降臨である。 そもそも「カジュアルおばさん」とはなにか。 筆者のつくった参考画像をご覧いただきたい。元画像では、健康的な女性の写真に「イタイ若作り カジュアルおばさん」とタイトルをつけ、「ロゴT」「デニムパンツ」「スニーカー」とキャプション。元画像はなかなかに悪意に満ちた画像だった。 これがバズって話題になっていたのだ。しかしSNSをよくよく見ると、「あーこういうおばさんいるいる。イタイよね」ではなく「ま、わたしもこんな感じですけど何か?」とか「カジュアルおばさんで何が悪いの?」というコメントが散見された。 この画像の作成者は「カジュアルおばさん」を「イタイ若作り」と揶揄したかったのだが、逆にそれを見た人たちは、同調して叩くのではなく、擁護したり、シンパシーを覚えたりしていた。少し勇気づけられて、次のように投稿したところ、3万件近い「いいね」がついた。 「カジュアルおばさんの全身から発されるあの陽のオーラ。ああいうものが実は国の根幹を動かしているのである。重いものを運び、仕事をし、洗濯をし、子どもに食べさせ、推しを推し、弁当を詰め、プールカードにハンコを押し、寸暇を惜しみ眠る。ああいうものにわたしはなりたい。なかなかなれないよ」
圧倒的な「陽」のオーラ
実際のところ、わたしは事情があり10年以上DVを受けて暮らしていたため、その間に買った服が暗い色ばかりで「カジュアル」ではなく「重ため」になりがちである。それに比べてカジュアルおばさんときたら。イエローにデニム。足元はスニーカー。手首にはシュシュ。なんと明るくさわやかだろう。 よく見てほしい。 カジュアルおばさんはまず、首、手首、足首をすべて出している。これは健康と自信の表れに他ならない。女性は20代から50代にかけて、つまりホルモン周期の変動に悩まされる期間、ずっと冷えとの戦いを強いられることが多い。 ところがカジュアルおばさんときたらストールも巻かず、レッグウォーマーもせず、カーディガンも羽織らずに、ツヤツヤの肌を誇っている。冷え知らずの健康体。マイナートラブルとも無縁そうだ。頼りになるタイプである。