大阪府・吉村知事が定例会見10月14日(全文3)災害対策は着実に進めている
政治の安定性が非常に重要
もう1つはやっぱり政治の安定性です。いろんな新しい取り組みをしますから、地元の政治の安定性っていうのが非常に重要で、ここは今は僕と松井さんでやっていますけども、府市がすぐいがみ合う体質で、府市合わせが大阪の歴史であり、制度的な課題なので、まずここをなんとか一本化して、世界と競争できるような成長戦略を、描くだけじゃなくて実行できる組織をつくらなきゃいけませんという話はしています。つまり都構想ですね。こういうことをやらない限りはなかなか難しいんじゃないかというような話は、そこではさせてもらっています。それが政治行政の安定性だろうというふうには思っています。 だって今、大阪市長がやらないと言ったら終わりなわけですから。大阪府知事がやらないと言っても終わりだし。だから東京も国際金融都市を目指すというふうに、この間やっぱり目指されているわけなので、特に総理がこの3都市を競わせるということになるのであれば、やはり大阪としても政治行政の安定性というのはより求められると。880万都市として国際金融都市を目指すということが重要なんじゃないかなと思います。途中でぶれることがないようにね。そう思います。 話した内容としたら、だからその3点ぐらいですね。まず国の税制とビザが変わらない限りは、いくら地方がこういう、金融都市を目指すっていったところで、宣言倒れで終わってしまうと。それがまず国が本気で腹くくってやっていただけるのかどうか。ここが非常に重要ですと。もし国が本気で腹くくってやっていただけるということであれば、大阪としては名乗りを上げますという話はしています。名乗りを上げるときにはやっぱり政治行政の安定性が要るだろうと。都市インフラだけじゃなくてね。大阪はその力はあると思っていますと。そういう話はしたと思います。 日刊工業新聞:ありがとうございました。 司会:次のご質問お願いします。