大阪都構想 住民説明会10月4日午前(全文4)今の府市の関係はまさに奇跡的
大阪の将来を踏まえて判断を
そしてこの新たな特区制度というのは、まったく何もない制度というわけではなくて、すでに東京都が実践している制度です。東京23区は政令市になりたいとかいったことは一度もありません。要は、それは東京都の特区制度をバージョンアップして今回制度設計をしていますから、僕は100点満点じゃないかもしれないけれども、将来の大阪のことを考えると、やはり成長する可能性のあるほうに第一歩を踏み出すべきじゃないかというふうに思っております。 それは今の僕たちだけの話ではなくて、20年、30年、50年後、僕も子供いますけど、きちんとバトンタッチする、成長する土台をしっかりつくって、バトンタッチしていかなきゃいけないんじゃないかというふうに思って、今回取り組んでおります。 最後、11月1日が投票日になります。さまざまな情報があると思いますけれども、ぜひ大阪の将来を踏まえて、皆さんにご判断をいただけたらというふうに思います。ありがとうございます。
市民が払った税金はどうなるのか
司会:以上で説明は終了いたしました。これより終了時刻の12時30分まで、皆さまとの質疑応答に入りたいと思います。まず、質疑応答に入ります前に、3点ご留意いただきたい点を申し上げます。 1点目として、できるだけたくさんの方のご質問にお答えしたいと思いますので、質問項目は発言機会1回につき1つとし、簡潔にお願いいたします。複数質問がある場合や、発言の機会がなかった場合には、パンフレットに挟み込んでおりますお手元の質問票をご提出いただければ、後日回答いたします。 2点目として、質問をご希望される方は挙手いただき、私から指名させていただきます。マイクを係員からお渡ししますので、お席にてマスクは着用したままご発言ください。3点目として、開催趣旨にそぐわないご発言につきましてはご遠慮いただきますようお願いいたします。本日は、特別区制度についてご理解をいただくための説明会です。特別区制度に関するご質問でお願いします。 開催趣旨に合わないとこちらが判断した場合には、誠に失礼ではございますが、その時点で打ち切らせていただく場合もあります。また、司会者の指名を受けていない方の発言、あるいはやじなど、進行上支障となる行為、ほかの参加者への迷惑となる行為はご遠慮ください。ご注意申し上げてもおやめいただけない場合は、退出いただくことがございますので、ご容赦願います。 それでは質問がある方は挙手をお願いいたします。では、1つ目の扉の手前の、一番手前の方。お願いいたします。 住民1:ありがとうございました。いろいろとご説明いただきました。私が一番心配しているのは、特別区になった場合、財源があるとおっしゃいましたが、大阪市民が払った税金はどうなるんでしょう。大阪府が一括して管理され、そしてそのあとから特別区に回していただける、そういった流れと理解するんですが、その場合、この今後10年間、20億円というお金ですが、20億を4つで割るとなったら、5億円ずつにしかなりません。これで今までの住民サービス、きちんとしていただけるのか、それを一番心配しております。お答えいただけたらありがたいです。 松井:これは特区財政制度の中で、今、市民の皆さんの税金の徴収を、われわれがやらせてもらっています。市長として僕が徴収させていただいているのを、次は吉村さんが徴収をさせていただく。その財布は別です。大阪府の、今までの会計の財布に入れるんではありません。 【書き起こし】大阪都構想 住民説明会10月4日午前 全文5に続く