福島などで震度5弱 気象庁緊急会見1回目(全文2完)沿岸は津波に注意
津波到達時間が当初発表されたときより遅れたことについて
日本経済新聞:日経です。最初に出たときは6時20分ぐらいが到達の、津波到達時間ではあったんですけど、実際7時前後ぐらいが、(※判別できず)、その差っていうのはどういうふうに考えていますか。 中村:津波警報、注意報発表時点では、まず地震後、約3分程度で発表するんですけども、そのときに警報、注意報の材料になる情報というのは震源の位置だけですので、本当は津波が何時に着くかというのは、震源というのは広がりを持っていますので、その広がりを持った震源域の端から津波が出発して、何時何分ごろに着くというのが計算できるというのが基本なんですが、最初に得られる情報が点の情報で、なおかつ震源が震源断層のどこに位置しているかというのは、その時点では分かりませんので、津波警報、注意報を発表する場合は一番(※判別できず)で計算を行います。 ですので、震源が断層の端で、震源域が一番陸に近く広がっているということを考慮して、そういうことも有りうるということを考慮して、一番近いところから津波が出発したら何時ごろに着くかというところで計算しておりますので、地震によっては震源域の位置関係っていうのはそれぞれ違いますので、予測した時刻よりも遅れて到着するというのは十分考えられます。 日本経済新聞:スガ、すいません、日経新聞ですが、すいません、すでに出てたら申し訳ないんですけども、国内で津波を観測するのは2012年12月以来になる(※判別できず)。 中村:9月23日の関東東方沖の地震です。今年のですね。 男性:今年の9月。 中村:9月23日の関東東方沖で、マグニチュード6.8だったと思いますけれども、この地震で小さな津波を観測しています。 日本経済新聞:この福島っていうか東北沖でも、警報までは出なくても、小さいのは来てたっていうことなんでしょうか。2012年12月以降でいうと。警報が出たのは2012年。ただ、小さい波はほかの地域でも。 中村:過去、これ以降の地震で小さい津波を観測していたかどうかということ、福島県で。 日本経済新聞:もし分かったら。別に、大きなものでなければ別にいいです。 中村:確認して。 日本経済新聞:あとすいません、一応確認ですけど、深さ、震源の深さ25キロに修正されたんですけれども、これはプレート境界よりだいぶ浅い地殻というふうに(※判別できず)。 中村:はい。 男性:すいません、はい、ありがとうございます。