福島などで震度5弱 気象庁緊急会見1回目(全文2完)沿岸は津波に注意
1938年の塩屋崎地震とは違うタイプの地震なのか
共同通信:すいません、共同通信です。関連で。1938年、塩屋崎地震が、これは逆断層型で、今回とは違うわけですかね。 中村:かなり古い地震になりますので、ちょっと確認させていただければ。 共同通信:そうしますと3.11で応力場が変化して、(※判別できず)なんかありましたけど、あれ、これに似たようなというイメージで、(※判別できず)起きたことによって、その地域の応力が変わって正断層型の地震(※判別できず)が発生するようになって、余震であるということ。 中村:はい。厳密に、そうって断定は難しいんですけれども、今まで、この周辺でそういう地震が3.11以降起きているという観測事実からいくと、そういうことも考えられます。 共同通信:M7クラスの余震が年に1回程度というお話でしたけれども、その中で正断層型の地震が、どれぐらいありましたか。 中村:はい。ちょっとそれも、後ほど。 共同通信:だいたいそんなところで。 記者1:すいません。 中村:はい。
東北地方太平洋沖地震の余震ということだが、まだ活動が活発で周囲が必要なのか
記者1:(※判別できず)なんですけど、(※判別できず)で、正断層型は(※判別できず)されていると思うんですけれども、今回、津波が、第1波がいきなりあったということで、この図で言うと、この図で、どうなって、紙で、左側を陸として、この2個ある、この中で右側の図のようなメカニズムで考えて(※判別できず)。 中村:津波の観測状況からは、そういう可能性も考えられますが、余震活動の状況とか、あと震源の詳細な分析をしてみないと、ちょっと確かなことは言えません。 記者1:今のところは、(※判別できず)の可能性もある。 中村:津波の観測状況からは、そういうことも考えられます。はい。 記者2:(※判別できず)。今回、宮城県で、また新たに警報出ましたけども、それっていうのは、(※判別できず)、確かに(※判別できず)なものが若干起きているといって(※判別できず)。 中村:津波の観測状況が津波警報1メートルということになっていますので、それを超える観測状況になったので、追加でアップグレードということになったということです。 記者3:今回、東北地方太平洋沖地震の余震活動とみているということなんですけども、広い範囲、4年半以上たっていますけれども、やはり活動してはやっぱり活発で、今後の注意というのもやっぱり、(※判別できず)で注意が必要なものでしょうか。 中村:はい。やはり2011年の3月11日でもう5年以上経過しているのですけども、やはりマグニチュード9と非常に規模の大きい地震でしたので、その影響もかなり長く続くというふうに考えられます。 先ほど地震活動の。だんだん、地震活動の状況としてはだんだん収まりつつあるんですけど、時々の地震活動の説明でもご説明していますけれども、時間がたつほど収まり具合が小さくなっていくと、変化の度合いが小さくなっていきますので、かなり直後に比べると減衰しているんですけれども、それでも活発な状況というのが続いてて、まだそれがしばらく続くと考えられます。ですので、今回の地震は福島県沖ということになりますけれども、東北地方太平洋沖地震の震源域全体として、やはり活発な状況がまだ続いていて、今までの頻度からいきますと年に1回程度M7クラスの地震が起きてもおかしくないという状況がまだこれからも続くと考えられますので、その点も日頃からの地震の備えというのを注意していただければと思います。 記者3:地域的にはやっぱり、津波を伴う可能性もあるということですね。 中村:はい。震源域が主に海になりますので、海でマグニチュード7を超えるような地震が起きれば津波の心配もする必要がありますので、津波警報、注意報を見聞きしたらすぐ避難していただくというような心構えも、日頃から持っていただければと思います。 共同通信社:共同通信のミヨシといいますが、今回、M7クラスがあって、発生からだいたい2時間半ぐらいたっておりますが、津波警報も発表中ですけれども、だいたい今後、津波、だいたいどれぐらいまでの時間をみておけば。 中村:現時点で津波警報、どれぐらい続くかという見通しはまだ立てられる状況ではありません。現在津波が継続して観測されている状況が続いておりますので、それを注意深く監視して津波の、災害の恐れがなくなる状況まで監視を行うという状況になります。