福島などで震度5弱 気象庁緊急会見1回目(全文2完)沿岸は津波に注意
正断層はどれぐらいあったのか?
男性:(※判別できず)。 A:すいません、先ほどご質問がありました、正断層はどれぐらいあったのかというご質問なんですが、この赤で書いたところ、2011、これ、記者用資料の8枚目になります。8枚目のこの余震の発生状況という図なんですが、赤で囲んだものが正断層型の地震になります。2011年4月11日、17時16分のM7.0、それから2014年の7月12日、M7.0、それから2013年10月26日のM7.1、で、2011年3月11日M7.5、2012年12月7日のM7.3、これらは正断層型の地震になります。 それから、その次のページの1938年の11月の地震が正断層か逆断層かというご質問がありましたが、11月5日のM7.3、11月5日の1938年11月5日は逆断層型です。それから、11月6日は正断層と逆断層の間のような型で、地震調査委員会は、この1938年11月の地震に関しては、正断層と逆断層を織り交ぜて複数回発生しているという評価をしております。以上です。
太平洋沿岸各地で津波を観測 注意報が解除されるまで注意してほしい
男性:よろしいでしょうか。では、最後ちょっと中村さんの口からまとめて、今の津波の警報、注意報の(※判別できず)状況と、あと津波の、今のところ一番最大で観測された地点をちょっとまとめてください。 中村:はい。現在、5時59分に発生した福島県沖のマグニチュード7.4の地震によって福島県、それから宮城県に津波警報が発表されています。そのほか、津波注意報が青森県太平洋沿岸、岩手県、茨城県、千葉県九十九里・外房、千葉県内房、伊豆諸島に発表されています。これらの津波警報が発表されている地域では、津波による被害が発生しますので、まだ避難されていない方がいらっしゃいましたら、ただちに高台や避難ビルなどに避難してください。津波は繰り返し襲ってきますので、警報が解除されるまで安全な場所を離れないでください。津波注意報が発表されている地域では、海の中や海岸付近は危険ですので、直ちに海から離れてください。津波注意報が解除されるまで、海に近づかないようにしてください。 津波の観測状況としましては現在、仙台で1.4メートル、それから相馬で0.9メートルが観測されているほか、太平洋沿岸の各地で津波が観測されております。津波が観測されて、現在、継続されておりますので、津波警報、注意報が解除されるまでは注意を怠らないようにお願いいたします。以上です。 男性:では、記者会見を終わりたいと思います。ありがとうございました。 (完)【連載】福島などで震度5弱 気象庁が緊急会見