大阪府・吉村知事が定例会見8月18日(全文3)自宅療養者の移動手段を確保したいが
大阪府の吉村洋文知事は18日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「宿泊療養施設でロナプリーブ点滴を行う」大阪府・吉村知事が定例会見(2021年8月18日)」に対応しております。 【動画】「宿泊療養施設でロナプリーブ点滴を行う」大阪府・吉村知事が定例会見(2021年8月18日) ◇ ◇
50%に達するときはどういう状況なのか
毎日新聞:それと、すいません、きのうの囲みの中で、次の措置の基準として重症病床使用率50%に達した段階で百貨店などの休業要請だったりだとか、非常にロックダウンに近いような強い措置に踏み込むべきだという一定の基準を示されました。4波のときを振り返ると、4月の12日、当時まだ重症病床の計画は224床で迎えたわけですけれども、そのうち203床が4月12日に埋まって、このときに知事が医師の判断で不急と判断されるような場合には、不急の入院であったりとか手術を延期するようにというような要請を出されております。つまり200人ぐらいの重症者が出ると一般医療にも影響を及ぼす数字だというふうに、4波のときの経験からすると理解してます。 今580床ということで非常に重症病床は積み増しはされたんですけれども、知事、かねてからおっしゃられるように、ICUの数っていうのは府内で600床ぐらいっていう、限りがあるということで、580というこの数字も、それだけ一般医療にも制限を及ぼした上で、いざというときにはコロナ対応に注力してくださいということで約束をした数字だというふうに理解しております。 その580のうちの50%っていうと300人弱、290人から300人ぐらいの方が、重症者が出たときということですから、このぐらいの数字が出てるときっていうのは一般医療への影響がもうすでに及んでいる段階なのか、また4波のときとは違う状況なのか、この50%に達するときっていうのは重症病床とか医療界全体でどういう状況にあるときだというふうに、知事、認識されてますでしょうか。 吉村:フェーズ3、これは「大阪モデル」、320床というのを基準にしてる、「大阪モデル」基準というのを作っています。「大阪モデル」基準というのはなんなのというと、これは通常医療に大きな影響を及ぼさない範囲で、じゃあ重症病床っていうのはどこまでかというので考えたのが「大阪モデル」の数です。ですので、それが320床です。これはもちろん医者によっていろんな意見もあると思うので、個別のエピソードを捉えたら違うじゃないかっていうのは出てくるかもしれませんが、医療の皆さんとの協議の中で、その数はどうだということを今回さらに、重症病床の最大限の確保に合わせて整理をした結果、320床。ここを超えてくると通常医療にも制限が生じてくる。