子猫を守り『過呼吸状態』の野良猫…「心が震えました」その後の変化に反響 保護活動をする理由を聞いた
保護活動を始めて見えた世界
@hogoneko_osakaさんは「保護活動をはじめてから、これまで見えてなかった世界を知ることができました」といいます。 それは、多頭飼育崩壊からレスキューされるたくさんの猫。悪質ブリーダーの無理なお産でボロボロになった血統書付きの母猫。また、野良猫へ餌をやる人の中にはTNR活動をしている方など、さまざまな経験や出会いから知ることができました。 TNRを施された猫の耳は一部分をカットされて「さくら猫」と呼ばれています。それを知らなかった@hogoneko_osakaさんは、これまでもさくら猫を見かけても「けんかをして耳を怪我したのかな?」と思っていたといいます。そのように猫を取り巻くものへの見方が変わっていきました。 ※TNR(ティー・エヌ・アール)活動…野良猫を捕獲して不妊手術や去勢手術を行い、元の場所に戻す活動です。TNRは「Trap(捕獲する)」「Neuter(不妊手術や去勢手術を行う)」「Return(元の場所に戻す)」の頭文字をとった言葉です。
「保護猫を助ける」ためにできること
@hogoneko_osakaさんが、保護猫活動に携わる人として感じていることは 「保護活動はお金がかかる、人手もかかる、場所も必要」ということ。 「目の前の猫を救いたいという気持ちがありながら叶わないことがあります。保護猫活動団体が多頭飼育崩壊してしまうと本末転倒ですから。 そして保護した猫が病気なら動物病院に連れて行かなくてはなりません。すべて『お金、人、場所』が必要なんです」 そこで、少しでも保護猫たちの力になりたいと思っている方にもできることがあるといいます。 直接の寄付や募金などもありますが「猫グッズを買う」ことでも支援ができることです。 「猫ちゃんのプリントされたTシャツやバッグなどの商品の中には『一部が保護猫団体に寄付される』というものがあります。ふるさと納税でもそのような返礼品があります。私も今年は猫のラベルのお酒がもらえる返礼品を選びました」 「こういった形で保護猫を助けるという人が増えてくれたら本当にうれしいです」と思いも話してくれました。 インスタグラムには、和菓ちゃんを始めとしたたくさんの保護猫が紹介されており、最初は表情が硬かった猫ちゃんが、@hogoneko_osakaさんたちの愛情によって生き生きとした顔に変わってきているのがわかります。 こうした発信を通じて、猫ちゃんに新たな飼い主が見つかってくれることはもちろん、多頭飼育崩壊などが起こらない世の中になっていくことを願います。
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