子猫を守り『過呼吸状態』の野良猫…「心が震えました」その後の変化に反響 保護活動をする理由を聞いた
最後まで責任を持って ボランティアを始めたきっかけ
@hogoneko_osakaさんが、保護猫を預かるボランティアを始めたきっかけは、自身の子どもたちが「犬や猫のペットを飼いたい」と言い出したこと。しかし、ペットを飼うことに踏み切れませんでした。 「猫は昔自分が飼っていたこともあり、子どもにも一緒に暮らす喜びやかわいさを知ってほしいと思いましたが『最後まで責任を持って看取りまで』という自信がなかったのであきらめかけていました。犬や猫は20年程度生きますし、20年後に自分自身が今のように元気でいられるかはわかりません。また実家でも猫を飼っていたのですが、その猫の高齢化と両親の高齢化が重なって大変でした。猫にも認知症があるのかトイレの場所がわからなくなり、そこらじゅうに尿や便をしてしまうようになってオムツが必要に…。加えて、両親がそれぞれ病気と認知症になってしまい、トリプル介護に。それはもう大変でした」 こうした思いを自分の子どもにはさせたくないという気持ちが強かった@hogoneko_osakaさんは、保護猫を一時的に預かるボランティアがあるということを知ります。 そこで「これなら私たち家族でもできるんじゃないか?猫を助けることにも繋がるし、自分たちも猫と触れ合えるから双方にとっていいのではないか?」という考えからボランティアの応募に繋がりました。
保護猫を育てるうえで心がけていること
保護猫は野良猫や多頭飼育崩壊など、過酷な環境で生きてきています。そこで、まずは 「人は敵じゃないよ」 ということをわかってもらうようにしているといいます。 「猫さんにはそれぞれ個性があるので、あまり構われたくない子はそっとしておくし、甘えたい子は撫で回してやります」と、そんな普通の関わりにも思えますが、実は2つ決めていることがあります。 1つめは「首輪をつけないこと」です。 @hogoneko_osakaさんたちはあくまで預かりボランティアで、一時避難所のような存在。そのため、首輪をつけるのは「飼い主さんの猫への初めてのプレゼント」としておきたいと話します。 2つめは「預かっている猫ちゃんをインスタグラムに投稿すること」です。 お迎えした子がどのように暮らしていたかの様子がわかるとうれしいものなので、これは、未来の飼い主さんのためにやっているといいます。 また、インスタグラムで拡散されると多くの方の目に留まり、飼い主さんが現れてくれること繋がります。 和菓ちゃんは緊張が激しく、譲渡会に参加するとストレスで体調を崩してしまう恐れがあるため参加を見送っていました。そのため、インスタグラムでの発信が、和菓ちゃんを見つけてもらうチャンスにもなります。 @hogoneko_osakaさんは「和菓ちゃんの飼い主さんとして立候補してくださる方! DMお待ちしております!」と、熱く語ってくれました。