子猫を守り『過呼吸状態』の野良猫…「心が震えました」その後の変化に反響 保護活動をする理由を聞いた
子猫たちがいなくなり、甘えるようになった和菓ちゃん
保護当初の和菓ちゃんは、緊張と興奮で過呼吸のようになっていましたが「今は穏やかに過ごしているので、口呼吸をすることはありません」と、現在はリラックスしている様子。 和菓ちゃんは、人に慣れてきても、しばらくはおもちゃで遊ぶことや甘えることはなかったといいます。常に人とは一定の距離を取って過ごし、子猫たちが遊んだり人に抱かれたりするのをずっと見つめていました。 それは「母のまなざしだったんでしょうね」と@hogoneko_osakaさんは当時のことを振り返ります。 遠くから見ていた和菓ちゃんでしたが、次第に距離が近づいてきて「シャー!」と言わなくなります。そして、1ヶ月経つころには体をチョンと触らせてくれるように。 撫でさせてくれたり、抱っこさせてくれたのは@hogoneko_osakaさんの家に来て3~4ヶ月が経ったころでした。 その時期は、子猫たちに次々と飼い主さんが決まり、貰われていったころだったため「子猫たちがいなくなって張りつめていた気持ちが途切れたのか、寂しさによって誰かに甘えたい気持ちが出てきたのかもしれません」といいます。 その後、子猫たちがいなくなって自分ひとりになったとたんにゴロゴロ、ベタベタの甘えっ子に変身。和菓ちゃんは当時、子猫を守ることで精一杯だったのかもしれません。 そんな和菓ちゃんに対して「お母さんの役割を終えた今は、思い切り甘えさせてあげたいです。こんなに慣れて、懐いてくれるとは思っていなかったのでうれしい限りです。警戒していたころは、ストレスからか吐いたり下痢をしたりすることもありましたが、それもなくなりお世話が本当に楽です。手がかからないし悪さもしないいい子です! 繊細な子ほど犬のような懐き方をすると教えてもらったのですが本当にそう思います。パートナーとしてぴったりの猫さんです」と話していました。 和菓ちゃんは現在、預かりボランティアの家で「仮暮らし」の状態。そのため、終生飼育をしてくれる「ずっとのお家」で暮らすことが和菓ちゃんにとっての幸せなります。 「とても甘えん坊な子なのでパートナーになれる先住猫さんがいるお家か、飼い主さんの在宅時間が長いお家だと理想的だな…と勝手に妄想しております(笑)」と和菓ちゃんの幸せを願っていました。