小池都知事が記者会見10月30日(全文1)都発熱相談センター、30日開設
東京都の小池百合子知事は30日、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「小池都知事「新型コロナのPCR検査、12月上旬までに1日6.5万人を目指す」(2020年10月30日)」に対応しております。 【動画】小池都知事「新型コロナのPCR検査、12月上旬までに1日6.5万人を目指す」(2020年10月30日) ◇ ◇
感染状況、医療提供体制とも上から2番目
小池:ちょっと地味でしょうかね。先ほど駐日メキシコ大使、女性のプリーア大使来られまして、メキシコ製ですといって提供していただきました。とてもメキシコチックなというんでしょうか、カラフルなマスクですね。 それでは今日は私のほうから6本ございますが、それぞれ簡潔にお伝えしてまいります。まずはコロナウイルス関連であります。きのうの重症者数、29人、そして新規陽性者数が221人ということで、目安になります検査実施件数、3日前ですけれども、6300件となっております。また、新規の陽性者数のうち65歳以上の高齢者についての、この数字を毎回挙げさせていただいておりますけれども、31人となっております。感染状況、医療提供体制ともに上から2番目、オレンジ色になっておりまして、先週からの変化はございません。 そしてモニタリング会議の中で、東京iCDC専門家ボード座長でいらっしゃる各先生からお話がございました。季節性のインフルエンザとの同時流行に向けた対応方針について、東京iCDCで取りまとめておりますので、それについてお伝えをいたします。
土日祝含め毎日24時間相談を受け付け
まず受診相談体制でありますが、発熱などの症状がある場合にはまず受診が、自分が必要なのかどうかについて身近な医療機関にお電話で相談をしていただきたい。かかりつけ医がいらっしゃる場合には、そのかかりつけ医のほうにご連絡をしてください。いらっしゃらない場合、いない場合には、医師会のホームページでご自分で検索、お近くの先生がどこか検索されるか、または今回、都が設置いたします東京都発熱相談センターのほうにご相談ください。 その発熱相談センターでありますけれども、今申し上げましたように、かかりつけ医のいない方、それから現在普及が進んでおりますCOCOA、コロナ確認アプリ、これで通知を受けた方から、そのお問い合わせに対応するために設置をするというものであります。今日の午後5時、17時に開設いたしましてこれは24時間、土日、祝日も含めて毎日相談を受ける体制となります。 そしてコロナとインフルの同時流行を見据えまして、検査体制でありますが、こちらも大幅に拡充ということであります。現在のPCRの検査処理能力ですけれども、通常時は1日当たり約2万5000件、最大稼働時で約4万6000件となっております。今後、都の医師会などの関係機関と連携しまして、さらに検査体制を拡充いたしまして、12月上旬までには約6万5000件の体制といたしてまいります。また、今後感染者の急増に備えるため積極的疫学調査などを行う、いわゆるトレーサーの皆さん、このトレーサー班を拡充いたしまして、これによって保健所の支援機能の強化につながることになります。 9月に保健師さんや看護師さんを採用いたしまして、こちら8名でありますけれども、それに加えてさらなる強化ということで、保健師、看護師、准看護師、そして事務職員100名程度の増員としたいと考えております。募集に当たりましては、東京都看護協会への協力依頼のほか、これから水際で、国境というか空港など、海外の方がお入りになることも考えますと、多言語の対応が必要になってくるかと思います。そこで多言語対応が可能な方も募集いたします。この応募につきましては、関係団体に働き掛けていく予定としておりまして、募集の開始は今日から、11月中旬以降の採用の予定で進めてまいります。 こうした都の取り組みについては新しい情報発信ツール、noteというプラットフォームがありますが、これを活用しまして、東京iCDCから都民の皆さんへのお知らせという形でお伝えしてまいります。これは分かりやすくお伝えできるよう工夫をしてまいりますので、ぜひご覧いただきたいと思います。