都内で目撃多数、渡辺美奈代の看板の“正体”を追う
タレントの渡辺美奈代(51)が都内各所に出没している……と言っても、本人ではなく看板の話だ。今年に入りネット上で「渡辺美奈代の看板、ちらほら見ますよね」などと噂されるようになり、今月13日にはきゃりーぱみゅぱみゅが自身のツイッターで「最近運転してて思うことは渡辺美奈代さんの看板をめちゃめちゃ見かける。しかも息子と3人バージョンもあった。なんなんだろうあの看板。。なんだこれミステリー」とツイート。いったい何が起きているのか、看板の“正体”を追った。 【写真特集】渡辺美奈代 都内23カ所全看板住所データ付き
昭和24年創業の老舗建設会社が看板を掲出
きゃりーぱみゅぱみゅに触発されるように、「こちらの地域には看板ありません。美奈代さんと言えば一世風靡したおニャン子クラブのメンバーですね!」といったコメントも。どうやら目撃情報は都内に限定されるようで、「みんなは何種類見たことある?俺は2種類で、うち1種類は通勤経路にあるから毎日見てる」と、複数種類があることを証言するツイートも。それらのツイートを基に看板を確認すると、アラフィフにしてなお美しい渡辺のビジュアルの下に「中央建設」という企業名が。どうやら建設会社の企業広告のようだ。 取材を進めると、「中央建設」は昭和24年創業で現在は東京・港区の芝に本社を置き、宮城県岩沼市に東北支店、愛媛県今治市に四国支店を配する従業員数約110名の建設会社であることが判明。いったいどういう経緯で渡辺美奈代の看板が都内に掲出されるようになったのか、代表取締役社長の渡部功治氏(47)に話を聞いた。 「渡辺美奈代さんには、弊社のオフィシャルアドバイザーを務めていただいているんです」と話す渡部氏。実は渡辺の夫とは旧知の仲なのだとか。「それで10年ほど前から家族ぐるみのお付き合いをしているのです。ウチの会社は子どもたちの未来、夢を大切にすることをモットーにしているのですが、それと美奈代さんが家庭を大切にしているというところが合致しまして、アドバイザーとして応援いただいています」と、経緯を説明。また、看板に渡辺を起用した理由については「建設業に対する堅いイメージを変えたかったんです。いつも笑顔で明るくて華やかな美奈代さんとコラボすることで、建設業界が明るく元気で、子どもたちが将来なりたい職業に選ばれるようなイメージにしたいのです」と話してくれた。
都内24カ所に掲出、ラッピングバスも登場
渡辺を起用した看板は、10月23日現在で都内24カ所に掲出(うち四谷4丁目は近々交換予定のため写真特集からは除き23カ所としました)。今年2月から始まり、徐々に既存の同社看板を渡辺の看板に入れ替えるなどして数を増やしてきた。それぞれデザインが異なり、2つと同じ看板がないのも大きな特徴だ。また、ツイッターでは看板のほかにも渡辺のビジュアルを使ったラッピングバスの目撃例も報告されているが、これも同じ中央建設による展開だ。 現在もなお、「ルックス的にも現役のアイドルに負けていない」と評判の渡辺だからこそ、ネットでも大きな話題になるのだろう。 (取材:志和浩司)