大阪府コロナ会議後、吉村知事囲み1月12日(全文2)速やかにご判断いただいた
大阪府の吉村洋文知事は12日、新型コロナウイルス対策本部会議後に囲み取材に応じた。 【動画】大阪府が新型コロナ対策本部会議 府内全域に時短要請へ(2021年1月12日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府が新型コロナ対策本部会議 府内全域に時短要請へ(2021年1月12日)」に対応しております。 ◇ ◇
法に基づくお願いをすべき
吉村:それの実効性がどれだけあるの? ということですけど、これは正当な理由があれば強要できるじゃないかと言われればそうなんですけど、当然、医療業界の皆さん、医療界の皆さんと、もちろんこれは信頼関係の下で、やっぱりこれは、特に医師会の皆さんもそうですし、私立病院協会の皆さんもそうだし、やっぱりお互いの信頼関係と協力関係っていう中で今までやってきていますし、これからもやっていきたいと思っています。今、どうしても緊急事態宣言下になりましたので、法律でそういう根拠があるんであれば私のほうからももう一段のお願いをしたい。それはやっぱり単なるお願いというよりは、法に基づくお願いをすべきじゃないかというのが僕自身の考え方です。 どこまで効果があるかはちょっとこれは、最終は、やっぱり強制はできないので。本来であればいろんな、もっと支援、特措法上の、そういう民間病院が手を挙げやすいようなきちんとした規定があったらいいと思うんですけど、それがないわけなので。これも本当は国会で早くやってもらいたいんですけどね。
さらなる経済支援策は必要か
日本経済新聞:要請する際は、さらなる経済支援策の必要性についてのご認識はいかがでしょうか。 吉村:経済支援策については年末の、先ほど僕が今申し上げたような制度というのは、これはかなり充実していきていると思っていますし、国にも、僕からも一生懸命お願いをして新たな制度も設けることができました。そこはある意味で新しい、看護師さんのボーナスとか、そんなところにも充てられるようにいろいろ広げてきたわけでもありますから、プラス、今、コロナ病院、患者さんを受け入れても赤字にならないような、そんな仕組みにやっぱりなっていると思います。ただ、いろんな風評被害であったり、クラスターが発生したらどうするんだ、お医者さん・看護師さんの風評被害もあるじゃないか、その確保をどうするんだとか、いろんな課題はあるとは思いますが、ただ、今はもう、平常時であれば、ああ、そうですねってなるかもしれませんけど、やっぱり非常事態宣言が出される状況なので、ここはもう大阪の医療資源全体の中で、このコロナについてお願いをしたいということをもうやっていくしかないですね。 本当はもっと法律でぐっと強力な権限が知事にあればいいと思うんですけども、そうなってないと。一方で、やっぱり知事側も考えなきゃいけないのが、じゃあ特措法31条に基づく要請っていうのは全国の知事の中でやっている知事はいるんですかっていうと、やっぱりいないんですよ。こんなことは医療機関にできないんじゃないかという論点があるからやってないというのはあるかもしれませんが、やっぱりそこのところっていうのは、病床、非常に大変なのは分かるんですけども、やっぱりそこを確保も、もうこれは本当にいろんな病院がしてくれていますが、そこを広げていくっていうのもやっぱり知事の責任の1つとして、そしてまた医療業界の皆さんと協力もしながらもっともっとやっていかなきゃいけない分野じゃないのかなというふうにも思っています。