【同門対決】V6対EV「マセラティ グランカブリオ」V6トロフェオとEVフォルゴーレの比較テスト どちらのグランカブリオがお薦め?
マセラティ グランカブリオ(Maserati GranCabrio): マセラティ グランカブリオ トロフェオ(Trofeo)とフォルゴーレ(Folgore)どちらがより魅力的なのか?
富裕層エリートに新たなオモチャが誕生した。5年間の休止期間を経て、マセラティがグランカブリオを再発売する。これまで以上に高価で、洗練され、パワフルな車だ。 仮にあなたが純粋に仮定の話として遺産を相続し、その地位にふさわしい新しい車を探しているとしよう。オープンカーは、そんなあなたの新しい贅沢な生活にぴったりかもしれない。そこで登場するのがマセラティだ。なぜなら、このイタリアの高級ブランドが現在、新たな驚きを提示しているからだ。「グランカブリオ」が5年ぶりに復活したのだ! これは実に注目に値する。というのも、最近ではますます多くの自動車メーカーがオープンカーを市場から撤退させているからだ。「T-Roc」がフォルクスワーゲン最後のコンバーチブルとして消滅した。歴史的な撤退である。富裕層やセレブの間では、風向きが変わりつつある。資産運用担当者の株式のように、豪華なコンバーチブルは撤退すべき当然のモデルのひとつとして認識されている。
イタリアの価値観
マセラティの投資戦略は簡単に理解できる。視覚的には、全長5m近く、幅2mを超えるカブリオレは、2019年にルーフを閉じた先代モデルとそれほど変わっていない。フロント部分では、オープンカーのシーズンで最も長いボンネット、たくましいショルダー、縦型のヘッドライト、そして「MC20」ミッドエンジンスーパーカーにも採用されているエプロンを備えている。
軽量アルミニウムを主に使用した「グランクーペ」のエレガントなボディは、風になびく花嫁のような外観だ。 高級SUVの「グレカーレ」や「グランクーペ」と同様に、モデナのスポーツカーメーカーは2つの分野をカバーしている。「グランカブリオ」は、V6内燃エンジンを搭載した「トロフェオ(231,035ユーロ=約3,820万円~)」と、完全電気自動車の「フォルゴーレ(206,713ユーロ=約3,420万円~)」の2種類がある。どちらもトリノで並行して生産されている。マセラティは電気自動車に対する反応が読めないため、受注状況に応じて生産を切り替えることができるようにしている。
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