オーストリアの「アッターゼー湖」に風光明媚があったぜ~【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】
冒頭からダジャレですみません。でも「アッターゼー湖」に罪はないんです。悪いのはすべてこの私です。…あっ、わかっていますよね。 【写真26枚】「アッターゼー湖」には「クリムトトレイル」と名付けられた散策路がある。湖畔からの絶景の数々を写真で見る どうも。オーストラリア在住ライターの柳沢有紀夫です。前回までいたザルツブルクから東方面、列車を乗り継いで1時間強の「アッターゼー湖」(Attersee。seeがそもそも「湖」という意味なので「アッター湖」や「アター湖」と表記されることも)の北岸の街「カンマ―(Kammer)」へ来ています。 本当に風光明媚なところなので、ぜひ画像だけでも見て行ってくださいな。…なんてライターにあるまじき発言でした。笑
【オーストリア・ザルツブルクとその周辺旅】その名も「クリムトトレイル」を散策しましたよ~
さてこの「アッターゼー湖」には「クリムトトレイル」と名付けられた散策路があります。画家のグスタフ・クリムトが1910年~1916年の夏の大半を、避暑目的でこのアッターゼー湖畔で過ごしたからだとか。 クリムトというと金箔と金色のシルクスクリーンを用いた「黄金様式」を確立した美人画の画家として有名ですが、ここでは多くの風景画も残したとのこと。 ガイドさんの説明によると、「クリムトトレイル」にはクリムトの作品とここの景色に関して説明した看板というかモニュメントみたいなものが湖のまわりに23個あるとのこと。 モニュメントはカンマ―に集中していて、ここだけならぶらぶらあちこちで写真を撮っても小1時間の散策です。 …と書かれてもアウトドア好きの「BE-PAL」の読者のみなさんなら、「じゃあアッターゼー湖を一周して、全部のモニュメントを回ったたらどれくらいかかるの?」と思いますよね。というわけでガイドさんに訊いてみました。ところが…。 「それはどのくらい立ち止まるかとか、途中で食事にどれくらい時間をかけたりするのかによりますよね」「いや、そういう休憩時間とかは入れなくて、純粋に歩くだけならどのくらいですか?」「でも人は休憩せずには歩けませんよ」。 …というわけで頼りになるグーグルマップ先生に訊いてみたところ、アッターゼー湖一周は徒歩で10時間強くらいとのこと。はい、すみません、すみません。最初からグーグルマップで調べなかった私が悪いんです。 湖畔の中央から少し上、ヨットのマークのところから赤い線のルートを左上のガソリンスタンド印のところまで歩きます。まずはヨットハーバーから「グスタフ・クリムト・ツェントルム」という建物の脇を通って北へ。入らなかったけど英語にすると「グスタフ・クリムト・センター」。夏の一定期間(2024年の場合は7月6日~9月26日)だけ開館して展示があるそうです。