小池都知事が定例会見12月3日(全文1)オミクロン株に感染しない、させない行動を
軽石問題で、海水フィルター設置費用を支援
続きまして、こちらは軽石関係ですね。軽石への対応についてであります。先月から軽石の漂流、漂着が伊豆諸島の島々でたびたび確認がされていると。都としてオイルフェンスを設置したり、またモニタリングを強化したり、それから漁業者などへの迅速な情報提供など、万全の体勢で軽石対策ということで、行っております。この漂流する軽石を漁船のエンジンが、漁船が吸い込むことによって、そこでエンジントラブルにつながる可能性があるということで、実際に軽石を吸い込んだ事例も出てきております。都としてこの対応が必要ということで、エンジンへの影響を防ぐ海水フィルター、これを設置する費用、1隻当たりで10万円まで、これを支援いたします。東京都漁業協同組合連合会を通じての支援となりますので、漁業者の皆さま方にはぜひこちらのほうをご利用いただいて、大事な船を守って、今後の漁業についても持続可能であるようにしていく、その工夫をお互いにやっていきたいというふうに思って対応を進めてまいります。 それからもう1点、この区市町村、災害関連なんですが、区市町村と連携した災害への備えが必要です。地震、火山、地震でしょ、それから火山の噴火、気候変動の影響で風水害、自然災害が頻発化、そしてさらに激甚化しているわけであります。今回の所信でも私、申し上げたんですが、今回COP26ですが、私自身がCOP9から、9、10、11と3回出席して、そのころのいわれていた災害の程度、予測されていた程度をはるかに超える激甚化、それとともに前倒しということが、非常にこの十数年間の間でも大きな変化ですね。
区市町村と連携した災害への備えが必要
地球の変化っていうのは四十何億年単位の話なんですが、毎年の話なんていうのはまばたきにもならないぐらいですね、地球の歴史から考えると。ただこの数年間、ちょっとした間にも、これだけ激しく変わっているということは、もうある意味、帰らざる、ポイント・オブ・ノー・リターンというのがありますけれども、そこにヒットしているという、そういうことを説明される方もおられます。いずれにしましても、こういう状況の中で災害に備えると。 そしてそれも東京都の場合は人口だけでなく、毎日数百万の方々が出入りをされるということであります。さまざまな金融システムなどを守るということなども、経済も守るということにつながっていく。そういう中で、災害に対して区市町村と緊密に連携をして、被災地支援などを積極的に、これまでも行ってきましたし、また今後ともそれらが必要になってくる。都内でも大規模自然災害の発生がより現実的なものとなる中で、東京都と各市町村の連携をいっそう強化しまして、一丸となって応急復旧に当たる体制を構築するという、その必要性があるということです。 災害発生時、さらには災害発生の恐れがあると、その段階から、都がこれまで以上に相互調整機能を発揮して、円滑に相互協力を行うための協定を都と62ある区市町村との間で新たに締結いたします。この協定では職員の派遣や避難先の提供、物資の供用などに関します基本的な役割分担や実施手順を明確化するというものです。今月の27日には都内の区市町村の代表者が出席をして、協定締結式を開催いたします。迫り来る災害から都民の命、そして財産を守る。そのために東京の総力を結集して立ち向かっていくというもので、総務局が担当で進めております。 次、がらっと変わります。プロジェクションマッピングを中心とするイベントで、「TOKYO LIGHTS」という、光ですね、これを12月の9日から明治神宮の外苑で開催するというお知らせです。とてもすてきなんです、これが。