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指原莉乃、HKT48卒業発表の瞬間をレポート「平成が終わるまでアイドルとして頑張りたい」

宗像明将音楽評論家
HTK48ワンマンライヴ当日の東京ドームシティホール(筆者撮影)

2018年12月15日、HKT48のワンマンライヴ「HKT48コンサート in 東京ドームシティホール~今こそ団結!ガンガン行くぜ8年目!~」が東京ドームシティホールで開催された。

この公演は、韓国と日本の合同ガールズユニットであるIZ*ONE(アイズワン)に専任する宮脇咲良と矢吹奈子が参加するひとまず最後のワンマンライヴ。

本編のステージでは、ときにしんみりするなかでも笑顔であり続ける矢吹奈子、ときに涙をこぼす宮脇咲良の姿が印象的だった。

指原莉乃が卒業を発表したのは、そのワンマンライヴのアンコール。突然発表を始めようとする指原莉乃に、会場は当初半信半疑だったが、指原莉乃の涙に会場は静まりかえることになった。

指原莉乃が「ずっと考えていた」と卒業を発表すると、会場からは「撤回しろ!」という怒号も飛んだが、やがて「頑張れ!」という声が満員の会場から飛んだ。

指原莉乃は、4月28日に横浜スタジアムで卒業公演を行い、その後の5月28日に福岡マリンメッセで大感謝祭を行うことを発表。そして、周囲のメンバーが驚き、涙を流すなかでこう語った。

「平成が終わるまで、年号が変わるまでアイドルとして頑張りたいと思います!」

宮脇咲良は涙を流して呆然とし、矢吹奈子も指原莉乃の卒業発表を受けてついに涙を流しだした。

宮脇咲良と矢吹奈子が2年6か月間IZ*ONEに専任することになり、さらに指原莉乃が卒業することになったHKT48。大きな転換点を迎えた彼女たちの今後に注目していきたい。

音楽評論家

1972年、神奈川県生まれ。「MUSIC MAGAZINE」「レコード・コレクターズ」などで、はっぴいえんど以降の日本のロックやポップス、ビーチ・ボーイズの流れをくむ欧米のロックやポップス、ワールドミュージックや民俗音楽について執筆する音楽評論家。著書に『大森靖子ライブクロニクル』(2024年)、『72年間のTOKYO、鈴木慶一の記憶』(2023年)、『渡辺淳之介 アイドルをクリエイトする』(2016年)。稲葉浩志氏の著書『シアン』(2023年)では、15時間の取材による10万字インタビューを担当。

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