Yahoo!ニュース

吉田徹

吉田徹認証済み

認証済み

同志社大学政策学部教授

報告

解説現地時間の22時時点でまだ最終議席は確定していないが、1.過半数を得る政治勢力はいない、2.国民連合(RN)は予測ほど議席を獲得できなかった、3.おそらく議席数では左派連合が最大勢力になるということはほぼ確定。議席大幅増となったが、予測値を含めて言えば今回の最大の敗者はRNといえる。 先にアタル首相は現地で8日朝に辞任すると表明したが、誰が首班指名されるのかが最大焦点になる。犬猿の仲の左派連合からの指名はもちろんあり得ないから、再度大統領陣営からの選出になるだろう。ハングパーラメントという意味では22年からの議会状況と大きく変わらなかったという結果になった。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった1256

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 伊藤さゆり

    ニッセイ基礎研究所 経済研究部 常務理事

    見解日本時間午前5時19分現在のIPSOSの「党別」議席予測では、最多議席を獲得したのはRNで解散前の8…続きを読む

  • 東野篤子

    筑波大学教授

    解説2017年と2022年の大統領選挙および議会総選挙でも、第一回投票で急進右翼(旧国民戦線、現国民連合…続きを読む

コメンテータープロフィール

専門は比較政治、欧州政治。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。日本貿易振興機構(JETRO)パリ・センター、パリ政治学院招聘教授、ニューヨーク大学客員研究員、北海道大学法学研究科教授等を得て現職。フランス国立社会科学高等研究院リサーチ・アソシエイト、シノドス国際社会動向研究所理事。著書に『アフター・リベラル』(講談社現代新書)、『ポピュリズムを考える』(ちくま新書)、『感情の政治学』(講談社メチエ)『ミッテラン社会党の転換』(法政大学出版局)、編著に『ヨーロッパ統合とフランス』(法律文化社)、『現代政治のリーダーシップ』(岩波書店) など。

関連リンク(外部サイト)

吉田徹の最近のコメント