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楊順行

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スポーツライター

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補足現役引退後に本人に聞いた話。「プロに入って、自分の球速が表示されるのを初めて見たときは、ちょっと恥ずかしかったですね。確かファーム時代の西宮球場だったと思いますが、自分では135、136キロ出ているつもりでスコアボードを振り返ったら、125か126キロ。高校時代はそこそこ三振も取っていたんで、それなりのスピードはあると思っていたんですが、アレ? オレって遅いんだ(笑)。プロ入り当時、身長は180センチを超えていても、体重は70キロ以下。風呂に入ったとき、松永(浩美)さんがビックリしていました、"オマエ、その体、病気か?"(笑)。でも練習が始まったら、ついていくのはさほど苦じゃないし、まあ、やっていけるかなと。初勝利は2年目の7月です。ボールは速くなっていないのに、120キロ台のストレートとカーブだけで勝てた。スピードはなくてもいいじゃないか、と思ったのはこのころですね」。

コメンテータープロフィール

1960年、新潟県生まれ。82年、ベースボール・マガジン社に入社し、野球、相撲、バドミントン専門誌の編集に携わる。87年からフリーとして野球、サッカー、バレーボール、バドミントンなどの原稿を執筆。85年、KK最後の夏に“初出場”した甲子園取材は64回を数え、観戦は2500試合を超えた。春夏通じて55季連続“出場”中。著書は『「スコアブック」は知っている。』(KKベストセラーズ)『高校野球100年のヒーロー』『甲子園の魔物』『1998年 横浜高校 松坂大輔という旋風』ほか、近著に『1969年 松山商業と三沢高校』(ベースボール・マガジン社)。

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