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横尾弘一

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野球ジャーナリスト

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見解2020年シーズン途中から監督代行を務めた時、「この人が監督になったら、チームは強くなる」と感じた。周囲が「趣味は野球で特技も野球」というほど野球道を究め、常に「どうすれば上手くなるか、勝てるか」と考える人。中日に黄金時代をもたらした落合博満との共通点が多く、だからこそ選手の育成や起用でも、戦術面でも多くの引き出しを駆使した。ある選手は「自分の可能性が想像以上に引き出されている」と、全幅の信頼を寄せていた。そうして選手たちも持ち味を存分に発揮し、リーグ3連覇が達成された。だが、山本由伸や山﨑福也が去り、故障者も続出すれば連覇は途絶える。それでも、中嶋 聡監督が挙げた原因は「慣れという部分が今年は強く出てしまった」。悔しい結果の中にいても、冷静にチームを、選手を俯瞰していた。そして、厳しい自己評価を下した。ただ、極めて有能な指揮官であり、リーダーである。再就任に期待したい。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 木村公一

    スポーツライター・作家

    見解他紙とは異なり、ここで言及されている「慣れ」。「言っても慣れなのか、動いてくれなくなった」という趣旨…続きを読む

コメンテータープロフィール

1965年、東京生まれ。立教大学卒業後、出版社勤務を経て、99年よりフリーランスに。社会人野球情報誌『グランドスラム』で日本代表や国際大会の取材を続けるほか、数多くの野球関連媒体での執筆活動および媒体の発行に携わる。“野球とともに生きる”がモットー。著書に、『落合戦記』『四番、ピッチャー、背番号1』『都市対抗野球に明日はあるか』『第1回選択希望選手』(すべてダイヤモンド社刊)など。

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