再び下剋上突破 DeNA・三浦監督は男泣き「最後の最後までチーム一体となって戦えた」「もう一度横浜スタジアムで試合ができます!」
「JERA CSセ・ファイナルS・第6戦、巨人2-3DeNA」(21日、東京ドーム) 【写真】ほえる牧 立ち尽くす岡本和 非情すぎる1塁ベース上 DeNAが大激戦を制し、通算4勝3敗で2017年に続くリーグ3位から下剋上でのCS突破を果たした。3連勝で王手をかけた後、2連敗でアドバンテージを含め3勝3敗で迎えた最終戦。九回に2死三塁から牧が決勝適時打を放った。 一進一退の攻防の中で迎えた九回。先頭打者の森が右前打で出塁すると、犠打で二塁へ。桑原の三ゴロの際に、森が一瞬の隙をつく好走塁で三塁に進み、2死三塁に。牧が三塁横を抜ける適時打で、勝ち越した。その裏は守護神・森原が3者凡退で締めくくった。 マウンドの中央で歓喜の輪が作られ、ベンチでは三浦監督がコーチ陣と抱きあって喜びを噛み締めた。歓喜の後、ナインを出迎える際には指揮官の瞳は涙で潤んでいた。儀式を終えた後、バッターボックス付近で阿部監督と握手を交わした。勝利監督インタビューでは「いや、本当にありがとうございます。もう選手たちは体もいっぱいいっぱいのところ、気力を振り絞って一生懸命戦ってくれました。ずっと厳しい戦いの中で、きょうも最後の最後までチーム一体となって戦えた。ジャイアンツですから、そう簡単に勝つことはできなかった。最後は気持ち一つで勝つことができた。選手は大きく成長したと思います。これでもう一度、横浜スタジアムで試合ができますので、また熱い声援よろしくお願いします」と、うなずいた。シャーレをもってファンにあいさつにいった際には、「三浦」コールがわき起こった。 MVPには戸柱が選出され、賞金100万円が贈呈された。