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木村公一

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スポーツライター・作家

報告

見解他紙とは異なり、ここで言及されている「慣れ」。「言っても慣れなのか、動いてくれなくなった」という趣旨の発言を中嶋監督はしています。言い換えればチーム内の緊張感が薄らいだ。しかしこれは今季のオリックスに限ったことではないように思えます。ひとりの監督が指揮を執り、チームをまとめる。あるいは叱咤し、鼓舞する。だがそれも幾年ともなると、次第に「笛吹けど踊らず」の様相を呈してくる。選手たちにその意識はなくても、ベンチの空気は弛緩していく。そうしたチームはよそにも見られますが、選手が悪いのでも、監督が悪いのでもない。監督という立場には「賞味期限」があると思うのです。それを察して潔く退く人もいれば、そうでない人もいます。そこは多種多様。いずれにせよ、指揮官を長く続けて結果を出すことはとてもむずかしい。中嶋監督の辞任コメントで、そんなことを感じました。

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  • 横尾弘一

    野球ジャーナリスト

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コメンテータープロフィール

獨協大学卒業後、フリーのスポーツライターに。以後、新聞、雑誌に野球企画を中心に寄稿する一方、漫画原作などもてがける。韓国、台湾などのプロ野球もフォローし、WBCなどの国際大会ではスポーツ専門チャンネルでコメンテイターも。でもここでは国内野球はもちろん、他ジャンルのスポーツも記していければと思っています。

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