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横尾弘一

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野球ジャーナリスト

報告

見解勝ったほうが日本シリーズへ進出するという重圧の中、横浜DeNAの選手たちが勝利を手にしたパフォーマンスは素晴らしかった。福岡ソフトバンクとの対戦でも、セ・リーグの代表としてアグレッシブな戦いを見せてほしい。そうして、日本シリーズ進出決定戦としては多くのファンを沸かせたが、日本の野球の未来を考えた時、このシステムは選手を育てるのかという視点では疑問を感じる。いつも思うことだが、プロ同士が戦えば、その時期やコンディションで勝敗はどちらに転ぶかわからない。そんな実力が拮抗した中で143試合を戦い抜き、巨人と横浜DeNAは8ゲーム差がついたのだ。143試合を戦い抜き、その代償として肋骨を痛めた吉川尚輝はさぞ悔しいだろう。今後、ペナントレースがクライマックス・シリーズまでを見据えた戦いにならないこと(もうなっているのかもしれないが)だけを祈りたい。

コメンテータープロフィール

1965年、東京生まれ。立教大学卒業後、出版社勤務を経て、99年よりフリーランスに。社会人野球情報誌『グランドスラム』で日本代表や国際大会の取材を続けるほか、数多くの野球関連媒体での執筆活動および媒体の発行に携わる。“野球とともに生きる”がモットー。著書に、『落合戦記』『四番、ピッチャー、背番号1』『都市対抗野球に明日はあるか』『第1回選択希望選手』(すべてダイヤモンド社刊)など。

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