解説手当の額が育休者の代わりに増える負担に見合うかというとケースバイケースでしょうが、育休取得や子育てとの両立を応援している会社の姿勢を示すこと、育休取得者本人の申し訳ないという気持ちを軽減すること、周りの社員の協力を認め報いるという点で、良い制度だと思います。 ただ、記事にもあるとおり職場の多様性が高まるほど育児以外にもいろいろな事情を持つ社員が増えてきます。何も事情がなくても、長く働き続けていくためにはときどき休んでリフレッシュすることが重要です。 普段から誰かがいなくてもカバーし合える体制づくり、引き受けた仕事に対してきちんと報いる評価や給与体系などを整えていくことが、会社には求められます。
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コメンテータープロフィール
コクヨ、ベネッセコーポレーションで11年間勤務後、独立(屋号:みらいfactory)。2013年より、組織人の新しい働き方、暮らし方を紹介するウェブマガジン『My Desk and Team』(http://mydeskteam.com/ )を運営中。女性の働き方提案メディア『くらしと仕事』(http://kurashigoto.me/ )初代編集長(〜2018年3月)。『平成27年版情報通信白書』や各種Webメディアにて「これからの働き方」、組織、経営などをテーマとした記事を執筆中。著書『本気で社員を幸せにする会社 「あたらしい働き方」12のお手本』(日本実業出版社)